コーヒー好きではなく、カフェ好きにおススメ
ネスレ コーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ」
カフェ、コンビニを問わずコーヒー、コーヒー。私も1日に数杯飲みますが、今の状況は、ちょっとスゴイと言わざるを得ません。
そんな中、ネスレが、新型のバリスタを発表しました。これが優れもの。持つならこれです。
11月1日の出る前から太鼓判を押したいレベル。それが「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ」です。
■カフェは何故コーヒーにミルクを入れた飲み物が多いのか?
本題に入る前に。
「なぜ、カフェメニューには、コーヒーにミルクを入れたモノが多いのでしょうか?」
答えは、コーヒーよりミルクの方が「安い」から。
コーヒーは世界中で飲まれていますが、コーヒーベルト地帯と呼ばれる、赤道に近い範囲でしか取れない、農作物です。このため、市場ではブラックダイヤとも呼ばれます。喫茶店で飲むストレートコーヒーは180mlで、安くても350円位します。正直この価格でトントンと言う位高いのです。カフェは一等地(高い店舗料)で、集客力(接客に人手が必要な分、人件費が増す)で勝負ですから、この単価では元が取れません。
で、かさ上げと言うわけです。
と書くと、悪いことをしている様ですが、これはミルクティーがそうであるように、万人受けする味にする手法でもあります。ミルクは、温度、混ぜ方、泡立たせ方により、その姿を全く変えます。非常に多彩な姿を示す上、味をまろやかに、ある意味美味しく飲みやすくしてくれます。
カフェが、ラテ、カプチーノのバリエーションが揃っている理由のは、一つにコスト。もう一つにいろいろな人に来てもらうためにメニューの多彩さを求めたからです。
■コーヒーマシン(コーヒーメーカー)が苦手とすること
しかし、この牛乳入り。中々家では作り難いです。
理由は簡単。牛乳の扱いが実に面倒臭いのです。
作っている時はいいのですが、片付け時に手を抜くと、すぐ臭くなります。
このため、コーヒーマシンにミルク関連を取り付ける場合は、基本的に外付けです。そしてミルクタンク、チューブ、ノズルに至るまで、丸洗いできる様にするのが常です。(給食の牛乳をこぼしたとき使った雑巾。洗いが足らないとすぐ臭くなるのを思いだしてください。)
今のコーヒーマシンは、ほとんどのモノが、1杯ずつ淹れられるようになっています。その時はできるだけ簡便にです。ティーバックのコーヒー版とも言えるカフェパッドなどは典型例です。そんな中に本格的にミルクを加工できるシステムを入れ込むことはできません。しかも加熱、泡立て工程を持つとなったらなおさらです。
こんな理由で、コーヒーマシンは、コーヒーのみと言うモノがほとんどなわけです。
家でカフェラテが好まれるのも、牛乳のあと加工が不要だからです。
■ミルクは「ブライト」
ネスレはコーヒーメーカーに「ドルチェ グスト」「バリスタ」という2つのラインナップを持ちます。ドルチェ グストの「ラテマキアート」「カプチーノ」は、コーヒーカプセル、ミルクカプセル双方使う仕様で本格的な味が楽しめます。
しかし、本格的だけあって高い。通常の「カフェオレ」が16カプセル、882円(税込。オンラインストア価格)。約55円/杯。に対し、ラテマキアートは倍ですから、約110円/杯。こうなると、800円/100gとかなり良質の豆をドリップするのと変わりません。
このためでしょうか、今回ネスレがセレクトしたのは「バリスタ」です。そして、ネスカフェにはコーヒークリーミングの「ブライト」があります。ブライトは乾燥粉末ですから、牛乳のようにハンドリングが難しかったり、臭くなることがありません。
なにはさておき、まずは味見してみました。
飲んだのはカフェラテです。
感想は、「美味い!」。
「バリスタ」は「ネスカフェ」を実に美味しく淹れてくれます。私は「バリスタ」により、ネスカフェでも「クロマ」が出ることを思い知らされましたね。それ位、ネスカフェの技術はスゴいのです。特に乾燥工程のスプレードライ(噴霧乾燥法)、フリーズドライ(凍結乾燥法)は名高いです。それに、それに合わせて作られた「ブライト」を使うわけですから、当然とも言えます。
細かく言うと、本格的なものにはかないません。しかし日常生活でコーヒーを飲みたい多くの場合は、「コーヒーでも」が多いです。本格的なものを必要としない時がほとんどです。それに対しては十二分です。
その上安い。
金戒使ったのは、プロが作る様なモノと言うことで、「ネスカフェ ロースタリー ダークロースト エコ&システムバッグ 50g」998円(税抜)と、ネスレ ブライト エクスクリーミー 110g」398円(税抜)です。
正確なレシピがオープンになっておりませんが、説明員によるとネスカフェは2g/杯ですから、約44円。加えて、ブライトは6g/杯ですから約24円。総計:約68円となります。優れたコストパフォーマンスです。
私は、本格的なコーヒーが飲みたいときは、自分でハンドドリップします。趣味ですので、100円/杯も惜しくはありません。が、仕事の合間の気分転換だとかなりもったいない。その意味でもとても気に入りました。
■ネスレの新しいシンボルたることができるか?
日本の場合、総人口が減ってますので、コーヒーの需要は減っているといいます。しかも、コーヒー豆から入れるコンビニコーヒーが100円。これに対抗しなければいけません。
「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ」は、お金をかけず、セットしっぱなしで、いろんな種類のメニューが、かなりおいしく飲める。
今の時代のニーズに非常に時代に合ってると思います。
特に、単身世帯の場合、余分にお湯を沸かすなどの余分な行為が必要ありません。ここまでくると、本格コーヒーの変わりではなく、おうちカフェのベースといってもいいと思います。おうちカフェをする内に、気に入ればステップアップしていけばいいのです。
「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ」は、極めて魅力的なベース コーヒーマシンです。
単身世帯の人、若い人、こんな活用しやすいおうちカフェをほっとく理由はありません。お勧めです。
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2019年10月9日