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シャープの最強除菌脱臭器、『プラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」』


シャープが、イオン濃度を約50,000個/立方センチメートル以上まで高めた『プラズマクラスターNEXT』と、吸着したニオイを高効率で分解し10年後でも脱臭性能が約94%持続する『光触媒脱臭フィルター』を搭載。脱臭性能を徹底強化した、『プラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」』の発売を発表しました。

シャープ プラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」
2019年6月13日発売、オープン価格


■世に強い臭いがまた出始めた
築地育ちの友だちがいます。時々酒杯を交わす仲です。
八丈島料理屋に行った時、くさやの臭いがすると、彼は「懐かしい。お腹空いた。」と言うではないですか。聞いてみると、彼が小さい頃、築地ではくさやで夕飯なんて当たり前。夏などは窓、戸を開け放し、どの家庭からも100万馬力の芳香だったそうです。ある意味、壮観だったでしょうね。

また、その頃の田舎では、人糞を使うところもありましたので、肥だめというのが所々にありました。こちらも夏になると100万馬力の芳香。

それがいつの頃からでしょうか?
匂いの強いモノが、どんどん無くなりました。今、パッと思いつくのは、ブルーチーズでしょうかね。これは嗜好の内に入ると思いますが、それ位少なくなった感じだと思います。

 
しかし、令和の御代。また匂いが強くなるようです。今回は室外ではなく、室内。特に今言われているのは、ペットなどの動物臭です。確かに動物は匂います。しかも彼らは鼻が利くので、それをマーキングに使います。このため、ある意味、匂いは強くなくてはならないそうで、オシッコなどは典型例ですね。

このためペットを飼っている家は匂いに神経質だとか。日本の場合、一人暮らしの人は、ペットを飼う人が多いとか。一緒に住んでいる住人は慣れたモノですから問題ないのですが、窓を開けるとご近所からクレームが出ることもあるそうです。

ここでは、ペットを取り上げましたが、今は室内は、8大生活臭で満ちあふれているそうです。「汗臭」「加齢臭」「30〜40代特有の体臭」「部屋干し衣類の生乾き臭」「料理臭」「タバコ臭」「ペット臭」「排せつ物臭」なんだそうです。

これだけあると、どれかは引っ掛かりそうですよね。

今回のシャープの除菌脱臭機は、そんなニーズから生まれました。

 
■プラズマクラスターは、小さい密閉空間であると強いのだが・・・
シャープお得意のプラズマクラスターは、プラズマクラスターイオン濃度により、効力が全く違ってきます。濃度が高い方が効き目が高いのは、言うまでもありません。

今ある製品の仲で、一番効果が分かりやすいのはトイレ用です。
私もテストしてみましたが、プラズマクラスターイオン発生機『IG-HTA20』はスゴかったです。見事にトイレから匂いが消えました。それは感動モンの効果でした。

レポート『やはりイイ出来!シャープ、「天井設置型」プラズマクラスターイオン発生機:IG-GTA20』

 
プラズマクラスターは、2000年10月に、プラズマクラスター搭載空気清浄機『FU-L40X』でデビュー後、「高濃度化」「小型化」「省電力化」を目指し改良を重ねてきて、今は3つのタイプになっています。

「プラズマクラスター7000」「プラズマクラスター25000」「プラズマクラスターNEXT」というのが名称です。「7000」「25000」というのは、お分かりの通り、イオン数。「強」運転時に、プラズマクラスター適用床面積の部屋中央(床上1.2m)で1立方センチメートルあたりと言うのが条件です。で、NEXTは「50,000以上」だそうです。

「プラズマクラスターNEXT」で使用される
第10世代ユニット


先ほど、トイレで感動を呼んだ プラズマクラスターイオン発生機『IG-HTA20』は、「プラズマクラスター25000」で、今回が「NEXT」です。

 
■解釈に困る適用床面積
一番いいプラズマクラスターが搭載されているのはいいのですが、仕様表を見るとちょっと不思議な書き方がされています。

「脱臭適用床面積(目安):〜15畳」「プラズマクラスター適用床面積(目安):〜約8畳」。コナンくんではないですが、「あれれっ」と言いたくなります。

実は、『プラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」』の脱臭は2つの技術によりなされています。1つはプラズマクラスター。もう1つは「光触媒脱臭フィルター」です。

下:光触媒脱臭フィルター、上:プラズマクラスター の
二段構造。空気は下から入り、上に抜ける。


で、8畳というのはプラズマクラスターの効果がある範囲。そして、15畳というのは、「DY-S01」を使った時、シャープ基準にて、臭気を30分で気にならないレベルまで軽減できる床面積の目安だそうです。このため、製品としての適応床面積は、15畳になります。

 
■「DY-S01」の目玉技術:新規自社開発の「光触媒脱臭フィルター」
「DY-S01」は「光触媒脱臭フィルター」「プラズマクラスターNEXT」という2つの技術が搭載されています。

当モデルの技術の目玉は「光脱臭フィルター」です。

光を当てると、図のような反応を起こし、匂い成分を消し去ります。。

その上で、プラズマクラスタ-が待ち構えています。DY -S01は、こんな構造です。

 
■持ち運べる意味
ニオイは多くの場合、発生源があります。そしてそこから匂いが拡散します。言い方を変えると、匂い源に近いとクサいわけですが、源で匂いを封じると、後の対応が楽です。

シャープは空気清浄機にも、プラズマクラスターを搭載していますが、空気清浄機は大型で重く、その都度、匂い源に近づけるのは、少々厳しいです。というより、日に何度も移動させるように考えられていません。

ということで、DYーS01は楽に運べるようになっています。

社員の方による、持ち運びの様子。
女性でも負担なさそう。
コード対応も考えて欲しかった。


 
また、光触媒脱臭フィルターと違い、プラズマクラスターは、匂い源を攻撃することが出来ます。これは大きくプラスに働きます。

 
■プラズマクラスターの弱点
シャープの誇るプラズマクラスターですが、弱点が2つあります。

1つは前述の「低濃度」だと効果が余りないこと、そしてもう1つは「寿命」です。運転時間が、17,500時間で交換が促されます。24時間フル使用で、だいだい2年程度。
10年間使用したとすると、4回交換のため、3,500円×4=13,500円(税抜)

フィルターの方は、光触媒の作用で、10年後でも、94%の脱臭性能を維持だとか。ちょっと差がありすぎるように思います。

確かに、10年間ですから、ランニングコストとしては安いモノかも知れませんが、プラズマクラスターの寿命を長くはできないものでしょうか?
今後のことを考えた場合、大きなポイントになると思うのですが・・・。

 
匂い&除菌は、今、パナソニックのジアイーノ(次亜塩素酸による消臭&除菌が出来る空調家電)が有名です。シャープのプラズマクラスター除菌脱臭機「DY-S01」は、その強力なライバルになりそうです。

 
商品のより詳しい情報は、シャープのホームページにてご確認ください。
https://jp.sharp
 

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2019年5月29日

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