8月22日、三菱電機の発表会があり、2年目となる「SMART QUALITY」を推し進めること、それに基づき開発された新型ルームエアコン、新型冷蔵庫がお披露目されました。発表会の状況をご紹介します。

三菱の提唱するSMART QUALITYは、家電に2つのことを盛り込むことを意味します。
1つは社会の課題に対応することです。
大きな課題は省エネルギーですね。
夏になる度に、発電機の稼働率がニュースになりますが、将来も今と同じ生活をする(=持続可能な社会)ためには、非常に重要なことと思います。
2つめは、「おいしい」「たのしい」「きもちいい」という3分野に家電を分け、その家電をしっかり作り込んで皆様に提供して行くということです。
さて、そんな気持ちで作られた新製品をご紹介します。
まずは、エアコンから。
■エアコン1:冬の「きもちいい」は足もとから
暖房に対しての一番のニーズは足が寒いことだそうです。実際、三菱電機のユーザー調査で、37.8%の人が「足もとが温まらない」と答えています。
実際、エアコン暖房だけでは足らず、手と足を別の暖房器具で暖めている女性をよく見かけます。
また各地の温泉に足湯があるように、特に冬場は足を温めると気持ちが良いです。また頭寒足熱という言葉もあります。
2014年度の霧ヶ峰は、この課題に対し次のような解答を出しています。
「部屋ではなく、冷えやすい手足の温度を直接測って、直接温める」
この解答が出せたのは、三菱が強力な独自技術を持っているからです。

しかし今回のムーブアイ極めは、手足など人の部位を正確に判断できますし、部位の温度も0.1℃単位で正確に計れます。
2つめの技術は、匠フラップです。4つのフラップを独立して動かすことにより、正確に風を送ることができます。例えば隣り合う女性の1人の足だけに送風することも可能です。



三菱は1967年から一貫して、製品のペットネームに「霧ヶ峰」を使っています。実際、長野県八ヶ岳にある霧ヶ峰高原は、夏でもかなり涼しく、エアコンにピッタリのネーミングです。
今回は霧ヶ峰の風を実際に測定し、夏の「きもちいい」に採用しています。
自然の風ですので、弱かったり、いきなり突風調になったりしますが、一番の特徴は全身気流です。
前述の2つの技術で、縦方向に気流を分布させることができます。体全体で感じられる自然の風を再現です。

■エアコン3:新冷媒R32により、大容量7.1kWクラスで省エネNO.1を実現。
社会からも強く求められている技術に省エネがあります。
効率の良い新冷媒、R32を開発採用しました。また熱効率に関与するパーツを全て見直し、とことん効率を上げています。
結果、最も大容量なクラスでも大きな成果を上げています。
次は冷蔵庫です。
■冷蔵庫1:こだわりの大容量
「おいしい」の代表家電、冷蔵庫です。
まずは質問を1つ。「冷蔵庫を選ぶときどうしていますか?」
そう設置できる幅に対し、最大容量を探していますよね。
しかし日本の住宅は、例えばアメリカのように大きくありません。幅:750mmの冷蔵庫を設置できるのは、日本では54.9%、約半数だそうです。しかし685mmでは、78.5%。約8割の人が対象になります。600mmだと、98.6%ですので、600〜685mmは、まさにゴールデンエリアなのです。
今回の製品は685mmで、605L。業界で初めての達成です。
去年より大きくなっているのは、当然ですが、買い換えられる可能性が高い10年前の同幅、最大容量と比較すると、157Lの増量となっています。小型の冷蔵庫1台分。全くといえるほど別物です。

■冷蔵庫2:新鮮分けちゃう野菜室

今回三菱はその上の棚に、MOIST ROOMと呼ぶ蓋がしまるエリアを設けました。
蓋があるので水分の蒸発を最小限に抑えることができます。例えば、水分の多いきゅうりの切り口からでも水分が余り蒸発しませんので、長い間みずみずしさを保ちます。また、使いかけの野菜が中々見つからず、気づいたときは干からびていたという経験の持ち主も多いと思いますが、MOIST ROOMに保管すれば、使い忘れなども防ぐこともできます。単純ですが、使える機能です。
■冷蔵庫3:切れちゃう「瞬」冷凍
エアコンもそうですが、三菱の製品は温度制御が巧みです。
冷蔵庫も例外ではありません。中でも瞬時に-7℃に冷凍してしまう切れちゃう「瞬」冷凍は、ユーザーからの支持が高い技術でもあります。おいしい上に、凍っていても、包丁で切れる、スプーンですくえるなど、解凍が済むのを待つことがない、時短技術でもあります。
■エアコン、冷蔵庫からテレビまでを1つのイメージで
SMART QUALITY というコンセプトですが、それはイメージにも用いられます。
今回よりエアコン、冷蔵庫からテレビに至るまで、同じイメージキャラクターを使おうというものです。
実は、この手法は余り用いられません。というのは、例えば冷蔵庫とテレビでユーザーが異なるからです。冷蔵庫は主婦に受け入れられる人を、テレビは逆に男性に受け入れられる人を、というのが通常です。
それの逆を行く手法です。並々ならない決意が感じられます。

モデル・女優として活躍されているのはご存じのことと思いますが、2006年の「News Week」誌で、世界が尊敬する日本人100人に選ばれたこともあり、日本だけでなく世界に通用するキャラクターでもあります。
当日の杏さんは、黄色の着物。清楚と艶やかさ両方の魅力を出されていました。また未来の自分にということで筆ペンで書かれたのですが、「て」もきれいでした。
また、テレビCMも昨年の10倍量を集中して行うとの話もされており、今秋、どのチャンネルをつけても、杏さんが出ている状態になるかも知れませんね。
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