ティファールの毛玉クリーナー
衣類ケア家電の大物は、洗濯機 / 乾燥機。
そしてアイロン、もしくはスチーマー。
あと、ミシン。そして忘れちゃイケないのが毛玉クリーナーです。
■日本のトップは”Izumi”ブランド
毛玉クリーナーの日本のトップブランドは “Izumi”です。
会社名は(株)泉精器製作所。老舗の会社で得意技術は、「刃物」。と言っても包丁などではなく、回転する刃物です。
そうなのです。男の身だしなみに欠かすことができない、「電気カミソリ」などが得意分野のメーカーです。
電気カミソリほどシビアな技術(人の肌に触れるモノですから、それはシビアです。)ではないものの、似た構造のものに「毛玉クリーナー」があります。電気カミソリは競合会社が非常に多いのですが、こちらは少ないですから、その品質でトップを取っています。
そこへ、今年からティファールも毛玉クリーナーを出すといいます。興味津々で、使ってみました。
■大きい、そしてお洒落
ヨーロッパの大都市は、北にあるものが多い。
パリ、ベルリン、アムステルダムなど、とにかく冬は寒いです。
これに対抗するのが毛織物。要するにセーターです。しかし毛織りモノは、使っていると必ず毛玉ができます。毛布もそうですし、セーター、カーディガン。なんでもできます。
そのため、彼らは洋服をきちんとメンテナンスします。特にアイロンは日本と違いますね。スチームアイロンに違いないのですが、アイロン内にスチームを収めていません。スチームシステムはアイロン台に設置されています。アイロンメーカーが、アイロン台も作るわけで、日本とは違います。
海外の衣類ケアの製品は、大型のものが多い。これは服を大量に処理しなければならないためです。パンツ、デニムにまでアイロンをかけるのですが、ある意味、さすが洋服の本場という感じです。
さて、その本場からきたティファールの毛玉クリーナーです。
大型です。裁縫箱の隅に放り込んでおけばという感じではありません。大きい。形はアイロンに近い形をしています。衣類を処理するのに最もやりやすい形なのでしょうか。ちょっと面白いと思います。
また日本とちがうなぁと思うのは、日本の毛玉クリーナーがどちらかというとファンシーグッズのような色合いですが、こちらは大人を感じさせます。
写真のヴァーガンディー(メーカーはボルドーと呼称)は、秋を感じさせる上に、かなり気品があります。
■性能は普通だが・・・、なんかイイ
単3電池二本で動く、この毛玉クリーナー。口から泡を飛ばして力説するようなスゴい特長はありません。ごくごく普通です。
電池の入れる方向が分かりにくい。除去した毛玉が、完全にダストボックスに入らないなどの小欠点があるのですが、私はかなり気に入っています。
理由は先ほども書きましたが、デザインですね。
特に秋から冬を感じさせる色は、持っていて気分がいいです。また、派手なデザインでない分、落ち着きます。アイロン等の力仕事は派手な方が、短時間集中ですが、毛玉取りは、どちらかというとスローペース。そうでなければ、セーター自体を削って穴を開けてしまったということになりかねません。
売価も、量販店で2,000円(税抜)程度。ちょっと背伸びすると買えるレベルです。たかが、毛玉クリーナー。されど毛玉クリーナーという感じ。ニットが好きな人は、一度検討してみてはいかがでしょうか?
商品のより詳しい情報は、クラブ・ティファールにてご確認ください。
https://www.t-fal.co.jp/products/linen-care/lintremovers/
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2018年12月1日