新製品

野性爆弾が大解説
重心を自在に移動させ、誰でも楽に掃除ができるスティック型掃除機「Pure F9 Plus」


瑞エレクトロラックスより、あるべき姿のスティック型掃除機が現れました。
名前は、「PURE F9 PLUS」。
それは「誰でも」「何処でも」「何時でも」使いやすいように、重心の位置を自在に変えられるスティック型掃除機でした。
■日本のスティック型掃除機は、ダイソンの亜流が多い
今、メイン掃除機として当たり前になった「スティック型掃除機」。
この初っぱなのモデルを作ったのが、エレクトロラックスです。

スティック型掃除機の原型は、ハンディ掃除機です。エレクトロラックスは、手でずっと持つのは辛いと考え、ハンディ掃除機にスティックを付けます。これが低重心スティック型掃除機の原型です。これを2 IN 1のエルゴラピードとして、エレクトロラックスは、進化させて行きます。

これを、追撃したのは英ダイソンです。
ダイソンは、ハンディ掃除機のパイプを伸ばします。これが高重心スティック型掃除機です。手に持っているため、かなり自在に動かせる反面、長時間使用すると手が疲れてきます。ダイソンのスティック型掃除機は、dyson cyclone V10で、一つの完成形に到達します。

dyson V10とジェームズ・ダイソン氏


日本は、ほとんどのメーカーがダイソンを追従します。
日本市場でトップシェアなので、仕方がないと言えば、仕方がないのですが・・・。
ここで行われたのが、激烈な「軽量化競争」です。軽量化はお金がかかります。このため、本体とヘッドをつなぐパイプは1本だけ。つまり「固有の長さ」を持ちます。それに対し、人の身長はバラバラの上、腕の長さもバラバラ。これでは重心位置はバラバラ。つまり、重すぎると感じる人が出てくるということです。

また、姿勢も問題です。不自然な姿勢をしてしまうと、身体に妙な負担がかかります。掃除10分としても、避けたいモノです。

 
このスティック型掃除機の問題点に、挑戦した結果できたのが、「PURE F9 PLUS」です。

発表会、当日、野性爆弾のお二人が軽妙なコントを魅せてくれました。

このコントを拝借し、PURE F9 PLUSの説明をして行きたいと思います。
コントは約20分。このため、約5分位づつ4つに分けました。
では、観覧席にお座りください。

 
■”新掃除機類”ですよ




ポイント
1)使う人の身長に合わせられる
2)重心を変えることができる
3)第二のハンドルが絶妙な位置にある。
4)自立する
5)ヘッドのLEDが前方を照らし、ゴミが見つけやすい。

4)5)は、低重心型スティック型掃除機なら可能です。エレクトロラックスのスティック型掃除機のエルゴラピードシリーズも、4)5)の機能はあります。

1)2)が変幻自在と評される機能です。柄が伸び、掃除機本体(ハンディ掃除機)の位置が自在に変わると言うわけです。3)ですが、第二のハンドルは掃除機に付いています。要するに一番重さを感じない位置です。

 
■そうじが”嬉しくなる”




ポイント
1)ゴミの吸引力:99%
2)最大60分持続
3)UVヘッドノズル(除菌効果あり)
4)ノズル、蛇腹ホースが内蔵されている

1)2)は吸引力、3)4)はアタッチメント関連ですね。

 
■変幻自在に関して
PURE F9のボディはアルミでできたしっかりしたモノです。単純に言うと、この中にもう一つパイプを入れスライドさせることにより、柄が伸びます。
吸引部の上下は、柄に設けられたレールににより行われます。

PURE F9のカットモデル


ワイヤーで、テンションをかけ扱いやすくしている。


柄を伸ばすためのスィッチ。
ハンドル下部にあるが、掃除中は当たらない位置だ。


これにより、掃除の90%を占める床掃除時の体感重量は0.9kgです。

 
■吸引力に関して
PURE F9は、通常、強の二段階の吸引が選択できます。
劇中、「最大60分、ゴミを99%吸う吸引力が持続する」とありますが、当然、これは「普通」のこと。では「強」はと問われると、何と17分。

通常のスティック型掃除機は、強モードだと、10分がほとんどですし、20分近く、「強」を使い続けることができるのはいいです。

 
■排気に関して
生活スタイルが段々変化しており、その中、換気をしながら掃除機を使わない人も増えていると聞きます。閉め切った状態で掃除機を使う場合、排気フィルタリングが悪い場合、アレルゲンを飛散させるなど、二次汚染とも言うべき状況がでてきます。

このため、今ドキの掃除機は、排気にとても注意しています。

PURE F9の排気システム


 
PURE F9は、「サイクロンシステム(100μm以上)」、「サイクロンコーンフィルター(50〜100μm)」「メッシュフィルター(20〜50μm)」「マイクロフィルター(20μm)」「高性能排気フィルター(2.5μm)」と5つのゴミフィルターを設けています。

この排気フィルターシステムのポイントは、HEPAフィルター(へぱフィルター、0.3μmを99.97%除去)を使っていないことです。

HEPAフィルターの欠点は細かすぎることです。このためユーザーメンテナンスが効きません。廃棄交換するしかありません。

しかし、2.5μmのフィルターなら、フィルターにさわらず、流水洗いすることで、元の性能を復活させることができます。要するにPURE F9は、フィルターメンテナンスが自分でできるのです。

高性能排気フィルター


しかも花粉、アレルゲンは元より、PM2.5まで捕捉するのですが、最も拡散したら困る花粉、アレルゲン(これらは重いため、必ず床に落ちます。空気清浄機では浮遊中の花粉、アレルゲンしか取れないので、床に落ちたモノは掃除機で取るしかありません)に対しては、対応フィルター以降、2枚程度、より細かいフィルターを残しています。確実、キャッチを狙ったわけです。

実際、nmオーダーの空中浮遊物を確実に捉えるためには、空気清浄機が最も効率よく、掃除機より空気清浄機を勧めます。

 
■多彩なアタッチメント

確かに、「予想外」の長さ!


劇中「わー」っとロッシーが叫んだのは、ホースがあまりに長かったからです。

が、これを含み、多彩なアタッチメントがあるのは掃除機の魅力でもあります。

欲しいモノは、何でもあります。ただ、アタッチメントを別袋などにしまい込むと、面倒臭さくなってきて、掃除しなくなります。それを防ぐため、充電台を一工夫しています。

 
■第一印象
「重い」それが、充電台からPURE F9 PLUSを持ち上げた瞬間の印象です。
4.1kgですから、やはり重いです。

しかし、床に設置させ、長さを調整すると、後はうたい文句通り、楽々お掃除。かなりのギャップがあります。
スィッチを入れてみると、絨毯に対しての吸い付き方は半端でなく、ちょっと唸る位吸い込みます。
間違いなく、吸引力は上がっていると感じられます。

ヘッドも新型。ブラシ部分はかなり日本メーカーに近づいている。


問題はハンディ型にした時ですが、これは基本両手持ちで対応します。ハンドルの位置はイイ所にあるのですが、特に女性が振り回すように使うのはちょっと厳しい。

が、私はこの重さ、プラスになると思っています。
例えば、布団。幅往復させるのは20秒以上がセオリーです。喘息予防のためのガイドラインにも、掃除は20秒/m2とあります。
軽いと皆、ビュンビュン飛ばしてかけるのですが、実は速すぎる場合が多いのです。繊維の間のアレルゲン(ダニの死骸、脱皮カス、フン)は、引っ掛かりやすいですから、速いと取りきれないわけです。

また、こうも思いました。
今の掃除機は、軽くするために樹脂を多用します。樹脂は割と劣化します。部屋の隅、窓横に立てかけて置いて、紫外線などがガンガン当たると、より劣化は早まります。平均:7年程度と言われていますが、バッテリー寿命を考えると、5年で買い替えるのではないでしょうか?

今回のPURE F9は、かなり高い完成度を誇ります。できれば、長く使いたい。
となると、アルミ筐体も悪くない、わけです。10年は軽く持つでしょう。
久しぶりに、方向性の違う、本格派の掃除機が出てきたわけです。

お値段は、オープンですが、9万円程度で市場にお目見えすると予想されることでしたので、ダイソンのフラッグシップといい勝負です。が、今までのエルゴラピード・リチウム プレミアムに比べると高い!(大体4万円前後)
ここをどの様に捉えるのかで、かなり評価は変わってくると思います。

ただ言えるのは、日本メーカーではできないことをやってくれたということ。面白い一品です。

 
商品のより詳しい情報は、エレクトロラックスのホームページにてご確認ください。
http://www.electrolux.co.jp



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2018年10月26日

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