ブレンダーは、各家庭に1台はあるといわれている調理家電です。
しかし日本と欧州ではイメージが大きく異なる家電でもあります。 洋画での料理シーンは、包丁でトントンと材料を刻むのではなく、ブレンダーに材料を入れて刻み、混ぜます。
まな板に向かい、ややもすればストイックに作る日本とちょっと違いますね。
そんなことを考えながら、今回、デロンギのトライブレード プレミアムセット ハンドブレンダー DHB721-RNの使用レポートをお送りいたします。
■何にでも使える
今回作ったのは、ナスのプッタネスカ(スパゲッティー)、自家製ひき肉のサルシッチャ(イタリアン・ソーセージ)、ムスカ(マッシュポテトと揚げナス&挽肉を重ねたオーブン料理)、粗挽きソーセージとミックスナッツのパテ、自家製ミルクセーキの5品。
デロンギ ミニ・オーブンのテスト時も感じたのですが、ブレンダーもつくづく欧米系の調理器具であると思います。欧米の、素材そのものの味を単独で楽しむのではなく、「いろいろ素材を組み合わせ、新しい味を作り出す調理器具」だと思うのです。
ナスのプッタネスカはトマトソースの中に、オリーブ、ケーパー、アンチョビ、ナス、玉ねぎを入れ作りますが、個々の混ぜモノが個性を争う日本の混ぜご飯と異なり、トマトソースの下、調和の取れた味で舌を楽しませてくれます。
私は、個々の素材の個性を大事にするのが和食なら、洋食の大きな特徴は「混ぜて調和させる」ことにあると思っています。今回、いろいろ作り食べて、このことを改めて強く感じました。
こう考えるとブレンダーは、洋食の根幹を作り出す調理家電といえます。
デロンギのハンド・ブレンダーの特徴の1つは、モーターがパワフルなことで、短時間で確実に混ぜることができます。
今回、ムスカを作るとき、より分かって頂けるよう動画を撮ってみました。
サンドするマッシュポテトの作成と、挽肉作成の2本立てです。
モーターのパワフルさを感じていただけると嬉しいです。
他の料理も途中経過の写真を掲載しておきます。参考にして頂ければと思います。
まずは、自家製ひき肉のサルシッチャです。
パテはこんな感じです。
■組み合わせで用途無限
いろいろな素材をすり潰し混ぜ合わせる「パテ」。またいろいろな果実、野菜をミックスして作る「ジュース」などは、特にブレンダーに合った料理と言えます。
人によりいろいろな組み合わせが考えられると思います。
ブレンダー1つあれば、すぐ試してみることができます。ハンド・ブレンダーの良いところは、少量でも対応できるということです。
次回は、もっと機能に関して詳しくレポートします。