思うこと

2018年 生活家電 10の予想(家電 10の方向 改題)


2018年に起こりそうな、家電トレンドを予想してみました。
新年の趣向と思ってください。
さあさあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦!
■予想1 スマホのディスプレイ標準が、18:9の有機ELが標準に! ★★★★★

2017年にスマホのディスプレイは、有機ELと18:9のサイズが導入された。賛否両論あるが、これは双方とも魅力的な仕様。『眼に見える差別化』と言うことで、2018年スタンダード化されると予想。液晶の雄、シャープもTVは有機ELに食手を伸ばしているが、こちらはTVの話。パネル供給メーカーとしてJOLEDがキーメーカーとして話題に上りそう。ただし、小型サンプルの供給は2018年中には厳しそうか。

iPhoneと共に、新しい提案を続ける、
サムソン電子のGalaxy。
有機EL、18.5:9を採用。


 
■予想2 AIスピーカーに対し、日本勢の巻き返し! ★★★
今、メジャーAIスピーカーは、Amazon、Google、Lineの3社。しかし、まだ、一方的に話すのがメインで、会話をつなげるには至っていません。便利だなぁと感じる一方、不満な点も多々ある。呼びかけがいい例だ。Amazonで「アレクサ」。Googleで「ハイ、グーグル」。Lineで「クローバー」。正直呼びにくい。これなら「太郎ちゃん」か「花ちゃん」、「かぐや」の方がまだいい。(極端な例です)

出遅れてはいるが、会話に関しては、日本メーカーだと信じている。繊細さと丁寧なのが、日本メーカーの特長。ヤマトナデシコも世界的に評判いいし!サブAI(音声認識)は海外メーカーのを使うとしても、真に使いやすいAIスピーカーを是非、日本メーカーが中心に奪取して欲しい。

シャープのロボホンの会話機能は中々のモノ。この技術をAIスピーカーに活かしてと思う。
写真は、ロボホン1周年記念パーティの会場にユーザーが持参したロボホン。


 
■予想3 高額家電はWi-Fiが標準装備に! ★★★

昨年秋、iRobotは、日本で販売しているロボット掃除機『ルンバ」の全モデルにWi-Fi搭載しました。これは、AIスピーカーでルンバを動かすことを前提にしたため。ワールドワイドでは、家電はWi-Fiを付けて当たり前になりつつある仕様です。

ただし、これを強引に導入すると、5000円位、売価が跳ね上がる。(ちょっとオーバー?)10万円で、5%価格アップ。日本では、価格に余り響かない高価格帯の家電から導入になると予想します。状況把握もありますので、洗濯機からですかね?

iRobotのフラッグシップモデル ルンバ980。
アイロボットストア価格:125,000円(税抜)とちょっとお高い。


 
■予想4 時短の見直しで、食器洗い機が売れる!?? ★

調理家電、洗濯で時短が叫ばれているが、ドイツが家事時短化をした経緯を見ると、一番有効だったのは食器洗い機。例えば、洗濯で時短ができるとしても、日本の場合は乾燥までしないのが常なので、やりっ放しとは行かない。その点、食器洗いはほぼ全自動、ドイツのデーターでは、食器洗い機が導入された、1960年代後半、台所仕事:3時間50分が、3時間に短縮されたという。ロボット掃除機もそうだ。『完全自動』が本当の時短なのであって、その他はそれなりに影響があるレベル。
が、問題もある。この狭い日本の台所、何を置いて調理するのかで、食器洗い機が設置できるか、どうかが決まる。日本人にとって、一番見直すべき課題かも知れない。

導入しやすい、パナソニックの
食器洗い乾燥機 NP-TH1。
買って後悔しない一品。


■予想5 中食化がますます進む。それに合わせた調理家電が充実。 ★

中食とは、あと一手間家で対応すると、料理になる食材。世帯構成人数が少なくなっていることも踏まえ、無駄(ゴミ)が出ないこと。本格的な味が楽しめると言うことで、注目されています。欠点は高いことですが、使用者が増えるにつれ安くなると考えられています。一昨年から昨年、シャープの調理家電は、中食を上手く利用できるように、調理家電を変えてきました。一人暮らし対策も含め、各メーカーが力を入れそうです。

シャープ 水なし自動調理鍋 
「へルシオ ホットクック」
KN-HW24C-R


 
■予想6 単純水洗いが洗濯機からなくなる。 ★★★

水洗いとお湯洗い。間違いなく、お湯洗いの方が汚れが落ちます。極端な話、洗った後、数時間放置しておいても、ほとんどニオイがしないことでも分かります。(雑菌が死んでいるためですね。) しかしとにかくランニングコストを安く済ませたい日本人は、水洗いが主。それを助けているのが、「軟水」であること。洗濯には有利です。とは言うモノの、湯とは明確に差がでます。その差をグンと縮めるのが、東芝が採用した『マイクロファインバブル』。しかもランニングコストが掛かりません。他社も採用しそうな技術です。

ウルトラファインバブル搭載の
東芝 縦型洗濯機 AW-10SV6


 
■予想7 スマートウォッチがなくなる!?? ★★★★★

長らく、お騒がせのスマートウォッチですが、ほぼ片が付いたように思います。電話着信、メール着信、本日のスケジュール、電子マネーが使えれば、ほぼOK。これに活動量計、睡眠計、脈拍計の機能を入れ込むか、どうかが分かれ道。これだけ機能を限定すれば、今の時計にも組み込めます。
結局、身につけるモノは、その人をよく表すモノ。このため、一社のデザインが数種類ではこと足らない。しかも、スマホは常時持ちが当たり前。スマホはどうだと言う人がいますが、ケース、壁紙などでカスタマイズして、同じ機種でも決して同じでない状態です。デザイン勝負なら、今まで作ってきた時計メーカーが上手い。機能からデザイン重視は腕時計も通った道です。

フィットビットのAlta HR。
睡眠計を使用するには24時間
装着が必要だが負担が少ないモデル。


 
■予想8 天井家電が拡大の兆し ★★★

2017年に、シャープが、照明と空清を合体させた「天井空清」を発表。
照明は、部屋の真ん中、電源ありの環境ですから、軽い機能だと、これほどいいポジションはありません。Wi-Fiの中継機なども搭載して欲しい。
いろいろな組み合わせが考えられる天井家電。いろいろなアプローチがなされそうです。

シャープ 空気清浄 機『天井空清』FP-AT3


 
■予想9 空調の統合進む ★

我々を取り巻く空気。戦後、家が省エネ系になるにつれ、換気不足による「一酸化中毒」「ハウスシック症候群」、微細なアレルゲン物質による「花粉症」「喘息」、湿度過多から結露により生えたトリコスポロンがもたらす「夏型肺炎」、温度が高くなり過ぎると起こる「熱中症」などなど、ちゃんとした空調は、「換気(酸素、水分量)」「温度」「湿度」「浮遊物質」「粒子」を、総合して考えなければなりませんが、いまは別々に製品化されている状態。空清機能を入れたエアコンも売られていますが、まだまだ。特に対カビなどには、イオンでカビをやっつけるという発想ではなくて、結露させない湿度コントロールが重要。しかし、ほとんどそんな機能はありません。
これは、国民の健康にある意味直結しますし、こここそ産学協同で、学も、建築学、環境学、医学、など分野を超えた協力が望まれます。

で、「エアコン」と「空清」「加湿機」をまとめた製品が出るのではと大胆に予想します。

ダイキン うるさら7 Rシリーズ
エアコンと除加湿機能を持つ。
後、空清機能があると完璧!


 
■予想10 手近家電のカスタマイズ化 ★★★

東京の家は狭いです。が、アメリカはともかく、パリなどは余り威張れないかなぁと思います。あちらも狭い。
洋服の使い回しに、パリジェンヌが引き合いに出されるのは、オシャレではなくて、狭くて服が置けないからと思ってしまうほど。当然、彼女たちの持っている家電も少ない。
その中で人気なのが、T-falの電気真空鍋「Cook 4 Me」。しかも彼女たちは、がんがんカスタマイズしています。
基本はタイポグラフィー&色なので、痛車のような感じはありませんが・・・。
何故だろうと考えると、フランスはスープの国。Cook 4 Meをテープルの上にドーンと置くと、その丸みを帯びた形状から、「我がパートナー!」と思わず愛しく思えたのではないだろうかと思います。

シンプルライフが流行る今、モノ少なく、愛情タップリ、自分らしくが一般的になる様に思います。
ということで、「手近家電のカスタマイズ」。

 
年始めの予想、どこまで当たりますことやら・・・。
何にせよ、いい年でありますように!

 
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2018年1月6日

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