デロンギ ミニコンベクションオーブン
EO420J-WS 最終回
米が主食といわれる日本ですが、パン愛好家も多くなってきました。
パンが主食のヨーロッパでは国毎に独特のパンがあり、朝それを食べるのも旅行の楽しみの1つです。
最近、街角のパン屋でもいろいろ買えますが、自分で作るとバリエーションがもっと拡がります。デロンギのミニコンベクションオーブンのレポートも今回で最後ということで、オーブンらしく、パンのレポートです。
■フォカッチャ
築地に「はしば」という和食屋さんがあります。ここのご主人は、つまみ(前菜に当たる)としてパンを出してくれることがあるのですが、これがすこぶる美味しい上、ビール、日本酒にも合ってしまうのです。
フォカッチャはイタリア特有のパンですが、そんなパンです。ハム、野菜などと合わせるのもありですが、単にオリーブオイルと合わせて食べるのも粋です。イタリアのある地方では、家族のお祝いごとに普段料理をしない父親が作って提供する習わしがあるそうですので、男性でもなんら問題はありません。
レシピは付属のレシピ本でも、デロンギさんのホームページからでも構いません。
生地を作り、焼くこと10分。できあがりです。
拍子抜けするあっさりできます。しかも美味しい。ただ日本特有のフワフワパンではありません。もっとしっかりしています。
これも火力が1400Wと強い上、庫内温度を均一にできるコンベクションタイプの優位性といえると思います。
また当然、通常のパン生地も同じように焼けますが、中にカレーを詰めるなどして、カレーパン等を作ることをお勧めします。
ホームベーカリーでは、錬り込んだパンを作ることはできますが、このような詰め物パンはできません。
これもこのオーブンの魅力です。
■お手入れ
料理をしていると、時々料理がワーヤーラックからはみ出し、下に落ちてしまいます。庫内は清潔にする必要がありますが、ヒーターが邪魔で掃除がし難いものがあります。
デロンギのミニコンベクションオーブンは、底がガバッと開きますので、お手入れは凄く楽です。
ここまでするかと思いましたが、とても便利な機能です。
■最後に
いろいろレポートしてきましたが、一言でいうと小さな巨人という形容が当たっているでしょうか。機能は、手抜きのない「本格派」です。
扱いに少し癖はあるものの、全般的に操作は簡単。お掃除も楽。
お勧めの一品といえると思います。
■デロンギ ミニコンベクションオーブン EO420J-WSレポート
第1回 概要とトースター機能
第2回 鳥唐&フライドポテトとピザ&ラザニア
最終回 パン焼きとメンテナンス(本編)
2013年7月31日