●芒種[末候]梅子黄なり
「芒(のぎ)」とは、ススキとも読みますが、この場合、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片の先端にある棘状の突起のこと。それを持つ、麦類などの種まきの時期というのが、芒種の意味です。
●茅の輪くぐり
神社での祓えは年2回。6月と12月。この時の祓えはスゴく、古事記には、『生剝(いきはぎ)、逆剝(さかはぎ)、阿離(あはなち)、溝埋(みぞうめ)、屎戸(くそへ)、上通下通婚(おやこたはけ)、馬婚(うまたはけ)、牛婚(うしたはけ)、鶏婚(とりたはけ)、犬婚(いぬたはけ)の罪の類を種種求(ま)ぎて、国の大祓して』とある位です。『たわけ』は姦通の意味。
民間では、簡単に茅の輪くぐりで済ませることも多いですが、神主さんの言い方を借りると、人の心には知らず知らずの内に、『澱』が溜まるとのこと。それをキレイにすると言うわけです。
近くの神社で、是非。
2017年6月17日