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現役ノケジョ(農業系女子大生)が初企画!「規格外野菜を使った食品の開発」をネットで開始!


名古屋大学の現役ノケジョ(農業系女子)が、初の企画「規格外野菜の廃棄問題と現代人の野菜不足をつなぐ、野菜ピューレの商品化」を、インターネットサービス「食の物語をまるごと味わうサイト -Kodawarin- 」(URL: https://kodawarin.shop )で開始。
この企画は、市場流通に乗ることのできない規格外野菜を紹介しながらピューレになる過程を紹介しながら、応援者と一緒に調理しやすい野菜ピューレとレシピを開発する企画。
5月31日(水)までの期間限定募集のところ、締め切りよりも1か月以上はく目標の応援者数を超えました。募集締め切り後には、応援者の意見を参考に野菜ピューレがに商品化され、応援者には実際のピューレが6~7月頃に届けられます。

 
■野菜を巡る、2つの問題と矛盾
同プロジェクトでは、日本における全野菜生産量の40%にもなるともいわれる規格外野菜の廃棄問題に注目し、規格外野菜でも美味しく味わえる方法として、野菜ピューレの商品化とレシピ開発に挑むそうです。

 
■規格外野菜は大きく2種類 1)味も見た目も全く劣らないのに市場の出荷調整(豊作の時に、野菜の値崩れを防ぐために行われる措置)のために買い取られないもの
2)味は変わらないが自然現象による傷、変形があるもの

ブロッコリーの脇芽:鮮度が低くなるとすぐに固くなりすぎるため一般の流通では出回らない。
当企画では収穫した当日にピューレに加工することで廃棄を防ぐ。


 
■野菜ピューレとレシピの特徴
●極めて無農薬に近い栽培の規格外野菜で、無添加・無着色、調味料も一切不使用。
●調理時間が5分以内のレシピが豊富なほか、ヨーグルトや出来合いのお惣菜などにも万能。
●冷凍の一口大ピューレで10か月以上長持ち。使いたい時に必要な分だけ使用可能。
●予めすりつぶしてあるので咀嚼の弱い方や胃腸の弱い方も手軽に野菜を摂取。

左から、 人参100%のピューレ・じゃが芋100%のピューレ・トマト100%のピューレ・
ブロッコリー100%のピューレ


ヨーグルトに野菜ピューレを入れて時間のない朝も手軽に野菜摂取


5分で完成する鯖のトマト煮


 
■「食の物語をまるごと味わうサイト-Kodawarin-」について

( 左) 川西智子 K’ sworks ( 右) 柘植千佳 Kodawarin サイト運営者


当サイトは、名古屋大学農学部の現役女子大生、いわゆる「ノケジョ」の柘植千佳が、一年以上休学して農業をはじめとする食の現場を巡ったことをきっかけに起業したサイトです。
「食卓に感動と温もりを」をコンセプトにし、こだわりある食とその背景を楽しみながら食の作り手を応援するコミュニティーの場を提供します。

今回の開発を手掛けるのは、数十年以上、大手企業にレシピ提供を行っているフードコーディネーター川西智子(K’ s works 代表)。 2年前に一人暮らしの弟を「食生活の偏り」を原因に亡くしたことから、 この野菜ピューレの開発を始めました。

詳細は、Kodawarin のHPをご覧ください。
URL: https://kodawarin.shop
 
●筆者独白 ちなみに、日本の食品廃棄量は、購入食料の約40%。規格内の野菜でも、購入量の約40%は廃棄されます。(皮、ヘタ、芯を含む)これは食べられない部分とは言え、この数字にはなりません。つまり狭い日本で、作った野菜の食べられるところがかなり捨てられていることを意味します。これは半端物でそれなりに美味しい料理を作ることができないくなったことだと思います。
それも加えて考えて頂けると幸いです。

2017年5月6日

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