ツインバード、今秋の新製品(照明編)
7月24日、ツインバード工業(株)で今秋の新製品説明会が催されました。
まだプロトの状態の製品もあり、説明会の全てをレポートすることはできませんが、今回はその中から照明家電を2種類をご紹介します。
■明確なユーザー設定をする
皆さんはツインバードというと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
頑張っている中小企業。何を作っているのか分からないくらい商品が多い。お風呂TVなどニッチな製品が得意。大手メーカーと違う視点でモノを作っている。お手頃価格。
など等、いろいろなイメージが出てくると思います。
それは、彼らが「汎用」ではなく、明確なユーザーを設定し、その人が必要としているものを企画、商品化しているからです。
「そんなの当たり前。商品を作るときの常識」と言われる人もいると思います。
しかし、そうでしょうか?
発想時、明確なユーザーを設定したのに、多くを売ろうとするが余り、不必要な機能を付けたり、能力を不必要な高スペックにしたりして、出来上がった商品は、ユーザーが使いにくい上、高額。そんな商品が、我々の周りには多くないでしょうか?
今回のツインバードさんの新製品説明会では、一つ一つの商品に対し、どのようなユーザーさんかを説明して頂けました。
「なるほど」と思いましたし、「ぶれていない」と感じました。
ツインバードさんの商品のもう一つの特徴は、マニュアルを読まなくても使えるレベルに仕上げることです。
特に60才以上の方をユーザーにした場合は、徹底して頑張っているそうです。
ユーザーに添う商品。これがツインバードの思想なのです。
■充電式たためるLEDライト ZICT LE-H316B
ビジネスマンの方々。
カフェやホテルで仕事をしようとした時、手元が暗いと感じたことはないでしょうか?
私は、以前3〜4泊/週 出張ばかりしていた時があったのですが、ホテルの室内が暗すぎ、仕事がし難くて仕方なかったことが何度もあります。
年を取り、老眼が入ってきますと、「もう少しだけ明るければ、はっきり見えるのに」と思うことも多くなります。
この折畳み型の携帯LEDライトは、そんな時のお役立ちグッズです。
携帯ライトは、本当に手元だけしか照らさないものも多いのですが、ZICTは275mmの高さ、つまり通常のディスクライトと同レベルの高さがありますので、かなり広範囲を照らすことができます。
しかも折り畳んだ時の寸法は、300(W)×71(D)×18(H)(mm)。重さ 400g。
バッグの中に入れておいても邪魔にならないサイズです。
ビジネスマンに相応しい黒色の高級感あるデザインです。
しかも、USB端子を装備。スマホ等へのモバイルバッテリーとしても使えます。(容量:700mAh)
私は、鞄の中にミニライト(マグライト ソリテールライト)とホイッスルを防災グッズとして持ち歩いていますが、必ず手に持たなければならないため、PCのサポート、カフェのサポートには向きません。
しかしZICTだと、通常はちょっと重めのモバイルバッテリーとして使い、照明が必要な時は照明として使う感じで使えるのではと思っています。
LEDを付けたモバイルバッテリーはありましたが、いずれの場合も、懐中電灯の様に手に持って使うタイプでしたが、デザイン的に寂しいものも多く、災害時でも使えないのではと思えるものが多いと思います。
しかしZICTは元々ディスクスタンドとして設計されている訳で、その点は心配ないところが強みです。
外に持って行かずとも、家で寝る時に使う読書灯とするのも良いかも知れません。
布団の横に置く読書灯は使わない時置いておく場所に困る場合がありますが、ZICTなら問題ありません。
ちょっと気になるモバイルライトなのです。
オープン価格ですが、市場想定価格は、9800円です。
■LEDシーリングライト CE-7001W
高齢者をユーザーに想定しています。
最大の特徴は、業界最高クラスの明るさ、7300lmです。
対応最大畳数は14畳となります。
前項でも書きましたが、視力が落ちてくると、明るい時と暗い時の差が出てきます。
7300lmというのは、10畳で基準とされる明るさに比べ、1.5倍位の明るさとなります。
非常に明るいですね。
ちょっと読みにくいなと感じた時、リモコンで明るくして楽に読めるようにできるわけです。
また、LED照明ですので、色味の調整も可能です。
かなり白っぽい「全灯モード」、やや白い「くつろぎモード1」、電球色の「くつろぎモード2」、「常夜灯」の4通りです。
当然、LEDなので電気代が少なくてすむ上、長寿命。1日10時間で、10年使っても規定寿命LED素子の寿命は、器具の初期照度の70%とされています。しかし規定寿命がきても灯りはつくわけであり、電球、蛍光灯のようにつかなくなるのとは大違いです。に達しません。
不意に切れることがないですし、取り替えるのは10年に1度程度など、メンテナンスは非常に楽です。
さらに付け加えると、虫が好む波長を出しませんので、夜、窓を開けておいても光に誘われて蛾が入ってくることなどはありません。
リモコンも、使いやすいです。ボタンは7つで大型です。しかも表記は全部 日本語。
使い勝手に、徹底した所も魅力です。
こちらもオープン価格。市場売価は、29800円前後です。
2013年7月26日
タグ: 照明