●大寒[次候]水沢腹く堅し
一年で一番寒いとも言われるこの時期。
風邪を引かれないように。
●稀勢の里
2004年に、えらい元気の良い奴がいると言って意識したのが最初。
いいねぇと思い、ご贔屓に。
とにかく、ぶちかましがいいし、当時は四股もすこぶる綺麗だった記憶がある。
相撲は、心・技・体と言われるが、やや足が長過ぎることを除き、ほど理想の体型と言える。
師匠からは、まずぶちかまして、押しを徹底的に仕込まれたという。
相撲は当たり負けすると、怪我することになるので、休場なく務めているのは、相撲の基礎ができているから。
しかし、三役以降は伸び悩んだ。というより、取り口に悩みがある感じ。
立ち合いと、得意の左四つがスムーズに噛み合っていない時がしばしば見られた。
本人も言うが「不器用」に見える。
白鵬の連勝記録を何度も止める凄さと、下位への取りこぼしがある中、3場所33勝が条件の大関に、32勝で昇進。ここもいろいろな意見が出た。
しかし、2013年以降、綱取りに再三再四挑戦、挑戦ができるのは強いと言うことであるが、詰め甘な所は治らなかった。
相撲好きの友だちに、ダメなんじゃないと言われたが、ファンを止める気にはなれなかった。
違って見えたのは、2016年の琴奨菊の優勝以降。
今回、琴奨菊は大関から落ちるが、モンゴル人力士をはね除けての優勝はスゴかった!
そして一年後、大関の中で最も実力(怪我をしないのも実力のうち)があり、昨年年間最多勝を取ってた稀勢の里が優勝。
25日、19年ぶりに、日本で生まれ育った横綱が復活する。
横綱は勝ち続けることが、必要。相応しい成績、相撲、所作、言動を期待したい。
まだ、心、技に、のびしろがあるので、追求して欲しい。
頑張れ!稀勢の里。
写真は、2016年九州場所の大関土俵入りより。
2017年1月24日