三菱電機、IHクッキングヒーター新製品発表会 〜後編〜
前編では、三菱電機のIHクッキングヒーター(以下 IH)の特長である、びっくリングをご紹介しました。それは、高価格ゾーンのIHにのみ採用されています。
今後の事を考えると、単身世帯の増加。都市では半分外食などが想定され、巨大なIHがガンガン販売されることは想定しにくく、2口の基本を抑えたIHが欲しい所。
それが、今回の目玉、「Simple IH」です。
どの位シンプルかというと、グリルすらないほどです。
しかし、今回のデモを見る内に、これは有りと思いましたね。
付属のプレートが実に重宝なのです。
では、日本人の好きな焼き魚で、その醍醐味を。
■天板の色
ドイツに、毎年取材に行きますが、9月ですら薄ら寒い。9月頭で革ジャンを着ている人もいる位です。緯度が高いですからね。ベルリンなどは、北海道宗谷岬の遥か先、択捉島の真ん中辺りの緯度になります。
部屋の気密もかなりのモノ。当然、IH化も進んでいます。
で、彼らの好みなのかも知れませんが、天板が「黒」なのです。
黒はしまって見えるので、台所にある種の緊張感が産まれます。
帰国後、IHの天板は「白」。
清潔を旨とする日本人らしいと言えば、そうなのですが、ちょっとしまりがない。あと、黒のIHは汚れが目立つという利点もあります。
三菱は、EURO STYLE IHとして、黒天板モデルを出しています。
また、Simple IHの業務ルート販売モデル(個人のオーダーではなく、備え付けのシステムキッチンに一律に取り付けられるモデル)にも、黒があります。
しかし、優遇されているとは言えません。
今、ヨーロッパ調のキッチンがいいなぁという人が多い中、顔の一部である天板の色、もう少しなんとかならないものかと思います。
■IHクッキングヒーターの内部構造
モノというものは、バラしてみると内容が良くわかります。
IHクッキングヒーターも例外ではありません。
と言うことで、三菱電機公認の解体ショーをご覧ください。
これを見ると、ヒーターのコントロール部(人間でいうと頭脳)がしっかり守られているということがわかります。
また、単純な構造ではありますが、地震センサーも付いています。
単純であればあるほど、壊れにくい。つまり、いざというとき確実に働いてくれるわけです。
この考え方も面白いと思います。
■続けて入れ替え
続けて、入れ替えです。
「取り替えまショー」と銘打ってみました。
隙間がないように見える様に設置してありますが、今は現場(取り付け先のキッチン)で工事などは流行りませんし、まずしません。
日本の場合、電圧:100V基本になっています。
このため、一台目は電圧変更(100V⇒200V)化も含め、電気屋さんにしてもらうのがいいのですが、それを入れ替える場合は、サイズ(寸法)さえあえば、電気の知識がなくてもできます。
ただし、ぎっくり腰対応のため、2人で行うこと。
また、汚れてもイイ作業着を着用すること。
外した後、丁寧に掃除するなどが条件になりますが・・・。
今回の、三菱はいろいろな工夫がなされており、お買い得のラインナップといえます。
買い換えを考えられている人は、候補に入れることをお勧めします。
商品のより詳しい情報は、三菱電機のホームページにてご確認ください。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/index_p.html
2017年1月24日