個性を殺さないウェアラブル! neoplugとは
第3回 ウェアラブルEXPOより
昨日より金曜日まで、3日間に渡り開催されるウェアラブルEXPO。
今年は2時間しか時間がとれなく、駆け足で見て回ることとなりましたが、かなり変わった感じが強いです。
ベンチャー企業が、1から10まで全部作り、こんなことが出来るようになりましたというのが、今まで2回の展示会なら、今回は、生活にスムーズに入る感じのウェアラブルが展示されている感じ、非常にこなれた感ががあります。
■一社で作る時の欠点
一社で作る時、それもベンチャーで作る時の欠点は、全ての品質を良くできないということです。
ところが、ウェアラブル、しかも身につけるものになると、腕時計にしろ、眼鏡にしろ、ある程度以上の品質、そして「他人と同じじゃイヤ」となります。
現在、スマートウォッチはこれを受け、盤面デザイン変えられます、ベルト変えられますとしているが、身に24時間付けるデバイスとしては洗練度が足らず、爆売れには達していません。
巨大メーカーと言われるアップル、サムソンですらそうなのです。
ましては豊富なデザインラインナップを持つことができないベンチャー企業はどうかなるか?
話題になっても、売れない。
基本パテントを大企業に売って出直しなどのベンチャーも多いのではと思ってしまいます。
■その手があったか!
ユーザーが本当に欲しいのは、今、自分が使っているお気に入りの眼鏡なり、腕時計なりに、その機能が追加されれば・・・ということです。
そんな中、会場を歩いていて見つけたのが、neoplug(ネオプラグ)。
名前にプラグとある通り、眼鏡に取り付けたいデバイスを、容易に着脱できるプラグです。
つまり、ネオプラグはある制限はあるものの、自分の好きな眼鏡に必要デバイスを付け、ウェアラブル化できる機構なのだ。
先に書いた通り、同じ眼鏡をしている人は基本いません。
もしクラスに同じ眼鏡をしている友だちが居たとしたら、多分翌日、両名とも新しい眼鏡を作ってくるだろうと思う位の感覚ですからね。
眼鏡は顔の一部。個性なので、同じモノはイヤなのです。
この感覚を持たないウェアラブルが今まで多かったのですが、今回のneoplugにより個性と技術を融合させる可能性が出てきたと言うと大げさだろうか?
製品としては単なる「プラグ」である。
しかし、選択の余地を大幅に拡げたことは非常に重要なこと。
現在の日本の工業製品は、専門性の高いパーツを持ち寄って組み立てられます。
分業の強みを出すことができるということでも、注目したいです。。
2017年1月19日