中華料理が証明するIHクッキングヒーターの火力
菰田欣也料理長の家庭用中華料理 その1 炒飯
去る11月1日は、いろいろな記念日。
誰ですか、ハロウィンの次の日というのは・・・。
その点でいうと、11月1日は、万聖節。または諸聖人の日といい、キリスト教で、全ての聖人と殉教者を記念する日です。ハロウィンは、あくまでも前夜祭です。
で、11月1日は何の日かというと、
曰く、「すしの日」
曰く、「紅茶の日」
曰く、「本格焼酎の日」
曰く、「泡盛の日」
曰く、「川の恵みの日」等々など。
その中の一つが、「IHの日」。
これはJEMA(日本電機工業会)が、IHが111より構成されることからこじつけたモノですが、秋は美味いモノが並びますからね。あながち悪いタイミングではありません。
ところで、皆さん、IHってどう思われます?
えっ、停電で使えなくなる。それはそうですね。
ガステーブルより高い。まぁ、そうですかね。
いろいろな話が出ると思いますが、その中の一つに「火力が弱い」と言うのがあります。
これは全くの誤り、実は業務用のガスコンロに続き、家庭用のIHクッキングヒーターは火力が強いのです。
今回、IHの日を主宰するJEMAの依頼を受け、立ち上がったのは料理の鉄人の陳建一の愛弟子で、四川飯店グループの総料理長でもある「菰田欣也」氏。
料理の鉄人風に言うと、『本日のテーマは「IHクッキングヒーター」』。
さぁあ、どんな風に見せてくれるのでしょうか?
では、(鹿賀丈史氏ふうに)
「アレ・キュイジーヌ!」
■一品目 ゆで豚チャーシュー炒飯
炒飯の基本は、「タマゴ炒飯」と言われます。
お米を上手く卵でコーティングして作る炒飯を作りますが、結構難しい。
やり方は、溶き卵を軽く炒め半熟状にしたところへ、ご飯を入れ炒めるわけです。
ポイントは、手早さ。
炒飯の特長であるパラパラになる=水分がないと考える人がいるようですが、ちょっと違いますね。
米を炊くこと自体、水分を米に入れ込むことです。このため、それなりの水分が残っていないと美味しくありません。このため素早く炒め混ぜることが必要です。
また、その水分の代わりに油が入ってきます。これが多すぎてもダメ。
それを手早くしなければならないというので、中華は強火で行います。
特に中華で使う業務用のガスの火力はものすごく、そのままだと、すぐ焦げ付きます。
で出るのが伝家の宝刀「鍋ふり」。絵になるシーンでもあります。
さぁて、これを市販の家庭用IHクッキングヒーター(日立製)と市販のIHの深底フライパンで対応できるでしょうか?
前置きは、置いて置いて、ご覧ください。
香りが十分立っているので食欲をそそる炒飯。
米、卵、チャーシュー、他の旨みがきっちり出ています。
特にチャーシューが美味いのですが、米がそれを見事に受け止めている。
米が主食の日本に生まれてよかったなぁと思います。
さすがにプロ。美味いです。
■素人でもできるのか?
IHクッキングヒーターのイイところは、ガス他と違って、非常に再現性がイイと言うことです。
別の言い方をすると、誰でもできると言うことです。
材料は同じで、素人が挑戦してみました。
これは、見事なものです。
IHクッキングヒーターが強火であると共に、コントロールがし易いことが分かります。
■レシピ
次回の料理は酢豚です。
お楽しみに!
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2016年11月5日
タグ: IHクッキングヒーター, 中華料理, 炒飯