ダイソン 空気清浄機の最強モデル「pure hot + cool link」登場。
空気清浄機 2016 02
ダイソンの新製品、「pure hot + cool link」。
名は体を表すということではありませんが、特長は名前の通りです。
「pure」は空気清浄機能、「hot + cool」は「温風」「涼風」の風機能、そして「link」はIoT機能を示します。
そう書くと、それ以上取り立てて書く事もないようなものですが、少しお時間を頂いてキモとなる部分だけお話ししたいと思います。
■ダイソンの技術
ダイソンの最も大きな技術は、ご承知の通り「サイクロン」システムです。
掃除機の中に、その名を残す優れた技術です。
システムですので、複合技術。その中の一つは「風の制御技術」。そしてもう一つは「その風を作り出す小型モーター技術」。
風の家電で最も有名なのは「扇風機」。
ダイソンはここに「Air Multiplierテクノロジー」(エアー マルチプライヤー技術)を織り込んだ扇風機を作ります。
あの羽のない扇風機です。
頭でっかちでないこの扇風機。いろいろなメリットがあります。
が、特筆すべきは「風の強さ」です。
羽がないので、インパクト余り、強い風がでないのではと思われる人も多いと思いますが、そうではありません。イイ感じで風を送ってきます。
それに内部ヒーターを付け、「温風」「涼風」を出せるようにしたモデルが「hot + cool」です。
そして、次に付けたのが、空気清浄機能。
これはダイソン独特の構造が功を奏します。
それは普通の扇風機は、部屋の中の空気を大きなプロペラでグルグルかき回し風を起こすのですが、ダイソンの場合は、空気を細い隙間から送り出して風を起こします。つまり、本体の中に空気を取り込まなければならないということです。
この「必ず空気がある所を通る。」というのがミソです。
元々、そうなっているのなら、そこにフィルターを噛ませれば、空気清浄機になりますから。
ダイソンが開発したフィルターは「グラス(草の意)」から作られた紙製のHEPAフィルター。名前は「360°HEPAグラスフィルター」。イメージは、上質なトイレットペーパーを、プリーツ状に織り、丸めた感じというべきでしょうね。
トイレットペーパーと書きましたが、実際のフィルターは硬いです。この目がつまって積層された紙で空気を濾すわけです。
ダイソンによると、PM0.1レベル(0,1μm。100nm。)を99.95%、がっちり捕捉できるそうです。
そして、今回、IoT化。
IoT化というのは、自分の好みを入れ、それに合わせ込むというのとは、ちょっと違います。ユーザーの好み、それに、現在の状況(外内の空気環境)を加味し、最も快適な空気環境を自動で提供することを意味しています。
それは、「温度」「(相対)湿度」「二酸化炭素量」「浮遊粉じん」「有害物質(一酸化炭素、ホルムアルデヒド)」「気流」の6点を管理することです。
空気清浄機の役割は、「浮遊粉じん」「有害物質(一酸化炭素、ホルムアルデヒド)」「気流」の3点です。
とにかく、空気情報をオーナーに的確に伝え、そして自動で処理する。それに至る過程の第一段と言うわけです。
■空気清浄機がIoT化される理由
何度となく書いていますが、空気環境調整システムで、空気清浄機が中心になる必要はありません。例えば、どの部屋にでもあるエアコンでもイイのです。
できれば365日稼働して、ユーザーに最も近い空気環境のデーターを得ることができ、問題点を解消できればイイのですから。
その意味では、日本だとエアコンかも知れません。が、エアコンも「換気ができない。」「床辺りの浮遊物質を確認することができない」などの問題点があります。また、北海道で夏、余りエアコンが要らない様に、北の地方で、エアコンは必ずしも必需品ではありません。むしろ、使う機会が多いのは空気清浄機なわけです。
そのためのIoTを空気清浄機に付けたわけです。
■一番の魅力は、複合機であること
あるメーカーとの会話。
「あなたのところは、扇風機から、加湿機、除湿器、空気清浄機、全部出しているわけですが、どこに置くのですか?」
「推奨は全て部屋の真ん中です。」
「!!??」
実際にあった会話ですが、空気関係の設備は非常に多いです。
人間が体に取り込むもので最も多いのが空気ですから、当たり前のことと言えば、当たり前なのですが・・・。
こんな時、便利なのは複合機。
例えば、「扇風機」。結構押し入れに閉まってある時間が長くないですか?
これは「涼風」だけだからです。
ダイソンの「pure hot + cool link」は「扇風機」「温風機」「空気清浄機」の3つの機能。結構便利ですし、365日使えます。
今の時代。収納はミニマム。できる限り持たないのがイイです。
そんな時、複合品を狙うのは、一つの賢い選択だと思います。
商品のより詳しい情報は、ダイソンのホームページにてご確認ください。
http://www.dyson.co.jp
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2016年10月12日