力が要らないモップがけ、ケルヒャーの「新型電動モップ掃除機」FC5 プレミアム
IFA2016 07 掃除機03
IFAで見に行くのが楽しみなブースが幾つかあります。ケルヒャーもその一つ。
「水」を使って掃除をする場合、世界で一番名前があがるメーカーで、高圧洗浄機でキレイにすることを海外では「ケルヒャーする」と言う位ですから。(日本だと「ケヒャる」とでもいうべきなのでしょうね。)
カテゴリーは「窓用バキュームクリーナー」「スチームクリーナー(スティック型、キャニスター型)」「高圧洗浄機」の3つが有名ですが、まぁ思いつくモノは、ほとんど作っていると考えてもらっても間違いではありません。
特にIFAは地元と言うこともあって、新しいものが並びます。
今回の目玉は・・・・、「電動モップ掃除機」でした。
■ローリングするモップ
日本人が雑巾がけなら、西洋人はモップがけ。
これは正しいのですが、実はこのモップがけ、割と重労働。
ただこれは、私の中高の想い出。中高はイエズス会系の学校だったので、かなりあちら系の文化が入っていたのですが、廊下のモップがけもその一つ。細かい大鋸屑を湿らせ、それと共にモップがけします。
こうするとホコリは立たない、モップ洗いも少なくてすむなど、多々メリットがあるのですが、重い。さすがに男子校なので文句も出ずこなしていましたが、女学生だと大変だったのではと思っています。
外国の女性は、二の腕がたくましい人が多い!今回のドイツ散策でマネキンを見て、その感想を深くしましたね。マネキンですら、二の腕が太い!
その二の腕を細くするために開発されたのが、この「ローリングモップ!」というのは冗談ですが、名前の通り、モップ部が回転するのが特長です。
まず外観は、シャープながらもボリュウム感溢れたスティック型掃除機。重心はヘッド側に集中させており、余り重さを感じさせません。これなら、二の腕への負担も軽いと思います。
そして、図中の矢印の様に、少しづつ水を出しながら、ローラー部が回転する仕組み。
この時、余り水と共にゴミも吸い取ります。
今までのスチームクリーナーは、機能は基本雑巾と同じでしたので、雑巾に付着しなければゴミは取れません。このため、日本の様に、家の中は裸足という生活ならともかく、靴に付いた土が落ちるような場合は、ちょっと厳しい。何度も雑巾部を洗って取り替える必要がありました。
しかし、今回は汚れた水と共に、ゴミも吸い上げられて行きます。
どれ位の大きさのゴミまでかは実感できませんでしたが、それなりの大きさまでは頑張れそうです。
ただスチームクリーナーと違い、使うのはスチームではなく、水ですからね。正直、乾くのはゆっくりとという感じです。
ただしメリットも。水は蒸発とかしているわけではありませんので、中に洗剤を混ぜることも可能です。残らないレベルに希釈した洗剤と共に使う方法もあります。
裸足で歩く日本人には不要かも知れませんが、欧米ではスチームクリーナーより、こちらの方がより毎日使える便利道具かも知れません。
2016年9月21日