朝から暑い、今日この頃。駐車中のクルマの中が余りの高温のために起こるトラブルが続発しています。
そんな中、日本自動車連盟（JAF、以下JAFと表記）から、高温になった車内温度を早く下げるにはどうしたら良いのかを検証し、その結果が7月15日からホームページ公開されました。
今回公開したテスト結果は、夏の駐車後は車内が暑くてしばらく車に乗れないことが多いことから、その温度を下げる最も良い方法を検証したもの。

この検証では、 同じ車を５台用意し、車内温度が５５℃になったタイミングで５名のモニターがそれぞれ違う方法で温度を下げるテストをし、その温度変化の測定を行っています。
温度計測器は、運転席と助手席の中央、乗員の顔の高さに設置しました。

方法は、次の5つです。
１）ドア開閉（５回、エアコンは使用せず）
２）冷却スプレー
３）エアコン外気導入
４）エアコン内気循環
５）エアコン＋走行


テストでは、
１）「ドア開閉（５回、エアコン使用せず）」で47.5℃
２）「冷却スプレー（エアコン使用せず）」で3分後に50.1℃
３）「エアコン（内気循環）」で10分後に27.5℃。
４）「エアコン（外気導入）は10分後に29.5℃。
５）「エアコン＋走行」で5分後に28.0℃。
となりました。

 
■「エアコン＋走行」が最も効率的
検証の結果、「エアコン＋走行」が最も早く車内温度を下げることができ、方法としては、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的であることがわかりました。

ただし、車内温度が下がっても、ハンドルやダッシュボードなどに熱が蓄積していて、あまり温度が下がっていないことや、チャイルドシートの表面やベルトの金具で、やけどを負う事例もあるので、十分に注意することが大切としています。

 
より詳しい情報は、JAFのホームページにてご確認ください。
http://www.jaf.or.jp