“プライベートジム”を体感!
Be-Set(ビセット)レポート
今からは、高齢化社会。
幼い頃、定年退職は、人生でほぼすることをやりつくし、その後10〜20年年金でラクラクの余生。というイメージを抱いていましたが、今やそんなことはありません。生涯現役を標榜、若い連中になんと言われようとも、社会で自分のポジションを確保しなければなりません。
当然、「年寄りなので体動きません」、などは禁句。そんなに甘い物ではありません。
100歳でも、普通に動く体を「デザイン」しなければなりません。
別名、ダイエットです。
お笑い芸人でも、ボディデザイン(ボディビル)をする現在、負けてはいられません。
で、スポーツ・ジム通いなどが始まるのですが、ただ闇雲に会員になっても、お金が飛ぶだけ。
守銭奴ではありませんが、お金は大事ですからね。
無駄なお金は使いたくない。
そんな中、プライベートジム「Be-Set」を体感する機会がありました。
やはり体感すると、全く印象が変わりますね。
それをレポートしてみたいと思います。
■お客より従業員の数が多かった
私が行ったのは、東中野店。東京の新宿駅から中央線、大江戸線などで、5分位の所にあります。
エレベーターで、その階に上がると、「ふんふん」言いながら頑張るおじさんの姿が・・・。
全く静寂。誰もいません。
正直、一瞬階を間違えたかと思いましたね。
ただ部屋の中には、トレーニングマシン、ダンベルなどが見えますので、間違ってはいないことが分かりました。
実は、これがプライベートジムの特徴の1つ。
プライベート時間は、基本密やかなモノ。
例えば、カフェで一人、コーヒーを飲みながら考え事でもしたい時に、会社の同僚が入ってきたらどうします。
面白くないというより、はっきり言って「イヤ」ですよね。
そう、プライベートジムは、密かな場なのです。
■贅沢な感覚
案内を乞うと、インストラクターさんが出てきて、対応してくれました。
上がってみると、部屋は2部屋。奥に更衣室があります。
更衣室にはロッカーが4つ。化粧台が2つに、シャワーが1つ。狭いながら、使い勝手よさそうです。
ちなみに、タオル、トレパン、ポロシャツは、貸してくれます。
着替えて出ると、まず靴下を脱ぎ、タニタの業務用体脂肪計へ。
ここで数値チェックをします。
で、それからシューズを履き、おもむろにトレーニングを開始となります。
これから約40分〜1時間のトレーニングが始まるのですが、兎に角、贅沢ですね。
「待つ」とか、「本日は別の人がそのマシンを使っているから、別のことを」なんてことが全くありません。
好きなようにできるのです。
海外のプライベートリゾートで過ごす時間の一部を切り取って、東京の東中野にはめた感じ。
トレーニングではありますが、なんと贅沢なことでしょうか!
常連など、ワガママを言う人もいません。
非常に気分がイイ!
■準備運動しないわけ
で、インストラクターさんに、何をしますと聞くと「ベンチプレス」から始めましょうということでした。
さぁ、準備運動とストレッチからと言いますと、「しなくて問題ありません。」とのことでした。
まずは、5kg×10回の1セット。
実は、これが準備運動なのです。
部活の時、まず最初、ダラダラという位の遅いペースで走りますよね。
早い話、それと同じなのです。
腕を前に突き出したりすることは、無負荷なら日常のしていること。歩くのも同じですね。
5kgのベンチプレスなどは、多くの男性にとっては非常に簡単なことです。
これで体を暖めようというわけです。
もう一つは、過度なストレッチをする人がいるためということでした。
例えば、お相撲さんは、股割りというストレッチを行いますが、それは、そうしないと怪我をするからです。
100kg以上の体重の大男が投げられたりするので、負荷も相当。
そのため、股割りが必要なのです。
しかし、この股割り、50歳以上の人は進められません。
自分で行う場合でも、徐々にです。
相撲部屋の様に、その体勢を取っている人の上から押さえつけるようなことはしません。
ダメージを与える可能性があるからです。
このため、何時もするような軽めの運動で、体を暖めるわけです。
■マイ・インストラクターは良いぞ!
こうして、筋トレが始まります。
だいたい、10回をインターバルを入れながら3回。それを4種目位します。
時間にして、30〜50分位。
結構疲れます。
特に通常使わない筋肉を使う時が厳しい。
ここで嬉しいのが個人教授。
見本だけでなく、体の姿勢、手の位置、スピード等細かくチェックしてくれます。
筋トレは、一寸したことで、効果がスゴく替わります。
例えば、バーベルを上げるとき、拳一つ分空けるのか、それとも詰めるのかで全く異なります。
人数が多いと、行き届かないこともあるのですが、そこは個人教授。
丁寧に対応してくれます。
筋トレもバテてくると、バーベルなどが上がらなくなる。
一人でトレーニングしていると厳しい瞬間などが出てきます。
隣で見てくれて、危ないときには助けてくれる。
とにかく、見てくれているのは本当に安心です。
■有酸素運動
筋トレが終わると、次はバイク(自転車のペダル廻し)です、
20分。
それで、トレーニングは終わります。
バイクは、有酸素運動ですね。
しかし、筋トレの前にバイクをした方が、体は暖まるので、その順ではないかと尋ねてみました。
筋トレから、バイクにするのは、そちらの方が「痩せやすい」からだそうです。
ダイエットの基本は断食ではありません。
新陳代謝を高め、脂肪等が燃焼し易い体にすることです。
体に筋肉を付けるのが基本になります。
筋量は多ければ、多い方がベターです。
この理論を突き進めると、有酸素運動はダイエットには関係ありません。
しかし、心肺機能を鍛えることは体に絶対いいので、有酸素運動は欠かせません。
では、何故後の方が効果的かというと、筋トレで筋肉が刺激されエネルギー消費し易いからです。
■プロテインあれこれ
トレーニング後に、プロテインが出てきます。
「今日、どんな味にしますか?」と聞かれ、「どんなのがあるんですか?」と問うと、「バニラ、マンゴー、バナナ・・・」と果物のフレーバーがずらり。面白かったのは、フレーバーの差ではなく、作っているメーカーで、のどごしが全然違うことでした。
滑らかに入って行くのもあれば、ひっかかるような感触のもあります。
後で調べると、原料が「ホエイ蛋白」「牛乳」「豆」「卵」などがあり、効果もいろいろ違うようです。
サプリメントなのですが、かなり奥が深く、面白いことができそうです。
■ダイエット食の考え方
大きくは2つです。
1つめは、「肉」をキチンと食べること。
筋肉を付けて行くわけですから、タンパク質の摂取は大事です。
もう1つは、「小麦製品」をなるべく取らないこと。
小麦の中に含まれるグルテン。
植物性タンパク質の一種です。
実は、グルテンは水などで溶けてくれるのではなく残ってしまい、これが問題でタンパク質がそのまま残ってしまう状態になるので、血糖を上げてしまう原因でもあります。
ここに注目したわけです。
ちなみに、グルテンダイエットは、欧米でかなり流行っているダイエット法です。
しかし、ラーメン好きの私は、参ってしまいましたね。
しかも性格が天邪鬼ですから、食べるなと言われると、余計食べたくなってしまう。
誠に厄介な性格です。
量ですが、腹8分ならOKで、断食のようなことはする必要がないそうです。
■2ヶ月で、ワンサイクル
さて実際に、やせるのにかかる時間は、約2ヶ月だそうです。
で、その後は、この2ヶ月間で覚えたことを習慣化させて行くそうです。
体への負担を抑えること、そして体質改善ですからね、リバンドはないそうです。
■288,000円(税抜)は高いか、安いか
結論から言うと、妥当な金額だと思います。
プライベートジムは、その時間と空間を貸し切ります。
ビルの賃貸料、設備、道具の費用、インストラクターさんの給料を考慮すると、少なくとも極端に利が高いことはないです。
しかし1ヶ月 15万円はかなりの投資であることも事実。
でも、冒頭書きました通り、使える体の基礎を作るわけですからね。
当然、普通のジムでやりたい人もいるでしょうから、そう言う人は、そうして頂ければイイです。
しかし、それが苦手な人もいます。
ダイエットしているなんて知られたくない人もいるでしょう。
また、リバウンドに泣いている人もいるでしょう。
そんな人にお勧めしたい。
密やかに、自分を変えて行く。
プライベートジムは、ものが分かった大人にこそ相応しいジムといえると思います。
詳しい情報は、Be-setのホームページにてご確認ください。
http://347029.com
2016年6月2日