クリーナーは、エヴァの夢を見ているか?
■あなたは「エヴァ」を知っていますか?
エヴァをご存知でしょうか?
正確には、「新世紀エヴァンゲリオン」。
人造人間エヴァンゲリオン=汎用人型決戦兵器に、14才の少年少女が乗り込み、使徒と呼称される正体不明の相手と戦う物語です。
ユニークなのは、エヴァの動力源。「電気」なのです。
このため「アンビリカブル・ケーブル(へその緒)」とよばれる電源コードを付け戦います。このためエヴァの主戦場は、至る所に電源プラグがある要塞都市、第三新東京市が中心となります。
それ以外のエリアでは、巨大バッテリー車が側に付くか、内部バッテリーで活動します。
内部バッテリーの持つ時間は5分間。
ボクシング、柔道の国際試合、更にいえばウルトラマンの地球上での変身時間が3分ですので、あり得ない設定ではないといえます。
■2種類のクリーナー
クリーナーは、本体とヘッド&ホースが分かれている通常型(この稿では分離型とよぶことにします)、ホースがなく本体にヘッドが付いた形のスティック型(この稿では一体型とよぶことにします)に大別されます。
それぞれ長所・短所があります。
短所が克服された時、その製品は一気に伸びます。
一体型は今伸びが、前年比1.5倍前後です。
これはモーターが小型であったため吸込みが悪かった、またはバッテリーがすぐなくなってしまうという短所が、モーター、バッテリーの技術が進歩したために、小型で強力、省電力タイプのモーターができるようになったこと、また電気容量が大きく、何度も使い回せるバッテリーができたためです。
これにより、部屋の隅において、必要な時にすぐ使える。腰を屈める必要もない。という長所が活かせるようになったわけです。
つまり魅力ある商品となったわけです。
それでも残っている欠点は、重さです。ヘッドにかなりの重さが掛かってしまうスティク型の動きは、ヘッドの動きが分離型ほどスムーズではありません。
割と鈍重な動きです。
出すのにちょっと苦労する分離型ですが、出してしまえばフルに働いてくれます。
ヘッド、ホース技術が進んだ今、その動きはスムーズでストレスを感じることはありません。
分離型の最大のストレスは、部屋から部屋へ移動する時です。
コンセントにはめ直さなければなりません。
あれ、これって・・・。エヴァですよね。
■エヴァとクリーナーの融合
そうなのです。分離型は、内部バッテリー併用型の方が使い勝手がよいのではと思えるのです。
コンセントの位置と電源コードの長さの関係で、掃除しにくい所がなくなるわけです。
しかも電源コードの抜き差しの面倒も一部解消されます。
内部バッテリーはフル充電で40分も持たなければならない、なんてことはありません。
むしろ10分位で良いと思います。
商品化のポイントは、「ユーザーの充電負担がない(意識しないですむ)」ことです。「短時間充電」がキーですね。
掃除をしている間のちょい充電(継ぎ足し充電)が効き、必要に応じバッテリー駆動させる。
そんな感じです。
現在の分離型と一体型の中間に位置するポジションですね。
開発となれば、本体重量をどうするという難題がありますが、ヘッドの動きの自由度など一体型では出せない魅力ある商品となると思います。
2013年7月8日
タグ: 掃除機