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2020年に必ず流行るウェアラブル!?
ウェアラブルEXPO 2016 〜その1〜


2020年は、日本 東京でオリンピックを行うことはもうマストです。
国として約束したので、たとえ国立競技場ができなくても、どこか会場を設けて実施しなければなりません。
そんな時に、外人を唸らせるだろうウェアラブルを。
■神戸デジタル・ラボの翻訳アプリ
この原稿が出された頃は、ネットでは広視野眼鏡型のウェアラブルが話題になっていると思います。
私も掛けさせてもらいましたが、後1年すると熟成し、イイ塩梅かなという感じでした。

さて、ウェアラブルというと、この様に新しい機器、専用機器を装着することにより初めていろいろなことが開けるように思われる人も多いと思います。

確かに、専用機器は便利です。

しかし、ウェアラブルの一つ前の段階、「携帯機器」でもかなりのことができるのです。
携帯電話も、通話する時には耳に接触させるわけですから、「(使用時は)ウェアラブルなんだぜ!」と言っても可笑しくありません。

携帯も ウェアラブルに 早変わり(字余り)ということです。

 
headimage今回紹介するのは、この四月に提供開始予定の神戸デジタル・ラボのWearAssist(ウェアシスト)の中の翻訳アプリです。
神戸デジタル・ラボはソフト屋、ウェアラブル端末や携帯端末に搭載するソフトを開発しています。彼らはこのソフトを通じて、日常生活で起こる不便・危険・ハンディキャップを感じるシチュエーションを解消し、便利でスマートに過ごせる未来を提供しようとしています。

 
■WearAssist(ウェアシスト)の中の翻訳アプリのポイント
WearAssist(ウェアシスト)の中の翻訳アプリです。
仕組みは、割りとシンプルです。
基本は相手の話し言葉を、自分が身につけたウェアラブル端末のマイクで拾いサーバーに転送。
サーバーが翻訳して自分の端末に返してくれる。
これが基本です。

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リアルタイム翻訳は、通信の影響を大きく受ける。
対応策を講じることが必要。


 
必要なのは、マイク、スピーカー、そして通信機能。

はい、ネタがバレました。
実はこれ、専用のウェアラブル端末がなくても、スマホとビジネスでよく使うヘッドユニットがあれば、かなりのことができてしまうのです。

 
■皆に使ってもらえるということ
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会話履歴が残るのもグー。
語学に弱いビジネスマン必携に
なるかも!??


対話型のウェアラブルでは、双方が同じモノを持つことが基本です。
特に海外から来た観光客に使ってもらうとなると、相手の認識が自分と違いますからね、結構大変です。しかも、有料サービスだとある程度の知名度が欲しい。

この様な、安価であること。馴染みがあることは、とても重要なファクターです。

それがスマホとへッドユニットでも、できるので堪りません。

 
「貴方は、すでにドラえもんの『翻訳こんにゃく』を手にしている」と言われたらどうです。
でも、このソフトが普及すると、そうなります。
もう、ドラえもん未来に片足を踏み入れているのです。

 
現在発表されている対応デバイスは、次の通りです。
MOVERIO セイコーエプソン株式会社
Telepathy Jumper 株式会社テレパシージャパン
b.g.(ビージー)※予定 株式会社メガネスーパー
スマートフォン、タブレット AndroidOS
 
■IoTの時代のウェアラブル
昨年、海外のロボット掃除機はIoTを宣言。
スマホでコントロールできる機能を搭載しました。また、同様に、できる限りのバージョンアップも行うそうです。(当然、機械的構造が変わる、またはCPUの能力を上回るデーター処理が必要なときはバージョンアップできません。)

人間が学ぶように、ソフトが進化できるのが、IoTのメリットの1つです。

例えば、言語数をアップできるのがイイです。
(ちなみにデモで、日本語は、標準語と関西弁がセレクト可能でした)
追加で、ペルー語でも、スワヒリ語でも、チベット語でも、エスペラントでも追加できます。
(タモリのハナモゲラ語も欲しい!)
こうなると遊びでも使えます。「英語縛り」などで遊んでいる内に、子供は好奇心旺盛ですから、英語など簡単に話せるようになるかも知れません。

また、語彙もそうです。
専門用語を追加することも出来ます。
漢字で書いてあると、専門用語でもある程度検討が付きますが、英語などの表音文字は検討も付きません。

この様に、後付けでカスタマイズできるのが魅力です。

 
個人的には、IoTの時代のウェアラブル、特にアイウェア(眼鏡)系は一般普及は難しいと思っています。
今、皆さんは眼鏡を掛けた人を多く見ていると思います。
しかし、特殊な場合を除き、同じ眼鏡を掛けた人に会いませんよね。

時計も同じです。皆、違います。
このように長時間身に付けるウェアラブルデバイスは、便利であることも必要ですが、デザイン多様性が必要だと思っています。

このため、特殊用途で実用化が始まっても、中々一般の人が使うところまで行かない。
それが繰り返されるのではと思います。

逆な発想で言うと、アイウェアデバイスのデザインを特殊にして、お客をホスト(アイウェアデバイスを掛けた人)そこだけに集中させることも可能です。

 
何にせよ、PC、タブレット、スマホ、ウェアラブルデバイスの構成要素は、大きく変わりません。
それら全てに、同じ方法で対応できるソフトは、ユーザーに取って大いにメリットがでます。

 
神戸デジタル・ラボのウェアラブル端末向けのアプリケーション「WearAssist(ウェアシスト)」は、注目して行きたいと思います。

 
詳しい情報は、神戸デジタル・ラボのホームページにてご確認ください。
http://www.kdl.co.jp

2016年1月14日

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