女性うけのイイMisfitの、新型アクティビティ・トラッカー Misfit2
Misfitのアクティビティ・トラッカー(24時間型の活動量計)は、ちょっと気になる存在です。
搭載機能から言うと、FitbitやJawbone UPの最高機種ほど多機能ではありません。
しかし、付けやすいかどうかで判断するなら、Misfitはかなりの高得点です。
今回、そのMisfitに新型、Misfit2がでました。
■日本市場の位置づけ
アクティビティ・トラッカー(24時間型の活動量計)が、日本に上陸して3年。
世界中、ブームに沸いていますし、その機能の一部はスマートウォッチにすら入っています。
ところが日本では、中々ブレイクしません。
私も、今年の夏商戦でブレイクするのではと予想したのですが、予想を外してしまいました。
やはり日本はガラパゴスなのでしょうか?
多分違いますね。
現在、海外の家電メーカーは、新製品をまず日本から投入しようとしています。
理由は、2つあります。
1つ目は、日本のユーザーの目は確かなのです。
これだけモノが豊かで、なおかつメーカーが多い国は、そうザラにありません。
今、成人した若者は、多分、足りないモノはなかった人生を過ごした人も多いのではないでしょうか?
そんな人が揃っている国は、世界広しと言えども日本位ですね。
そう日本人は、目利きなのです。
日本にまず投入するのは、日本で認知されたモノは、基本、世界に通用するからです。
2つ目の理由は、日本は高級品の方が売れるからです。
これは日本人の目利きにも関係しています。
高いモノの質の良さを知っているのです。
この2つの理由から、世界の家電メーカーはできる限り日本で成功を収めたいわけです。
日本のメーカー様には悪いのですが、日本市場は家電に関して言う限りは世界の主戦場と化しています。
さて、その日本人、特に大和撫子は、アクティビティ・トラッカーのどこに不満なのでしょうか?
■アクティビティ・トラッカーの弱点
アクティビティ・トラックカーの最重要ポイントは、装着してくれていることです。
これ以上の重要ポイントはありません。
24時間の活動を測定するわけですから、朝から朝まで、起きていようが、寝ていようが、装着されている。
これがポイントです。
簡単な様で、これはかなり辛い。
例えば日記みたいと言えば、イイでしょうか。
就寝前に書くぞと決めますよね。
ところが、帰りが遅くなり、心持ちが悪くなり、寝てしまった。
1日空くわけです。
前々からチョット面倒だと思っていると、ここで何かと理由を付け、また書かない。
そして3日も書かないと、縁がなかったモノとなります。
アクティビティ・トラックカーも、そんなことがあります。
1つは充電時。
そしてあともう1つは、その日のファッションに合わない時です。
■カッコイイをよく知っているMisfit
Misfitとは、はみ出し者。社会不適合者の意味で、アップルのPC、マッキントッシュの広告で、故スティーブ・ジョブスが使った言葉です。
それを社名に持つMisfitですが、どうしてどうして、不適合どころか、適合するためのアプローチをいろいろ仕様に盛り込んでいます。
適用の1つめは、充電池ではなく、ボタン電池を入れてあることです。
つまり充電で外すことが不要。
端的に言うと、外す機会、つまり使わない機会を減らしているわけです。
適用の2つめは、装着方法を選ばないことをです。
時計のように付けるのはもちろんのこと、ペンダントのように付けてもイイし、ポケットに放り込んでもイイ。
自転車の場合は、靴に付けて使うのも可です。
これは2つの意味があります。
どんなにお気に入りのベルトを付けていても、その日のファッションに合わなければ装着しない。
現代の女性なら当たり前のことです。
しかし、その時装着方法が限られたアクティビティ・トラックカーだと、その日のデーターは取れません。
が、Misfitはそんなことがありません。
ポケットに入れておけばイイわけです。
帰ったら、ポケットから出して、普通に使えばデーターは継続して取ることが可能ですので、問題ありません。
■Misfit2
使い勝手が良い上に、ファッショナブル。
他のアクティビティ・トラックカーより、実用面で優れているように見えるMisfitですが、弱点もあります。
それは、機能が少ないことです。
基本機能は、運動量と睡眠。
Fitbitも、JAWBONE UPも、1年以上前に通過してきて、彼らは心拍計、脈拍など、よりユーザーの体により沿うことをしています。
また、アプリもかなり使いやすいです。
そんな中、Misfit2がプロデュースされました。
基本は、Misfitが有している機能(運動量計測と睡眠計測)の強化、そしてスマホとの連携です。
そう、Misfitは、心拍計などの新機能による健康サポートの強化より、生活サポートの強化を選んだわけです。
電話、メールをバイブレーションで教えてくれるだけでなく、自撮り、音楽再生、プレゼンテーションコントロールまでも可能です。
■手首の主導権を握るのは・・・
手首の覇権を握っていたのは、腕時計とアクセサリーでした。
そこに、今、アクティビティ・トラックカーが入り、スマートウォッチが入ってきました。
とはいえ、機能の場合は、多機能を求められますので、アクティビティ・トラックカーはバイブレーションで、スマートウォッチの様にスマホとの連携を、スマートウォッチはアクティビティ・トラックカーの機能を取り入れようとしています。
が、それぞれ、いろいろな問題があります。
Misfitは、その中間に位置しています。
最先端の機能こそ有していませんが、それぞれによく使われる機能を有しており、実用という目で見るとかなり優秀です。
その上、腕時計&アクセサリーが追い求めたファッショナブルのおまけ付きです。
商品ステータスは、モノの見方により大きく変わります。
カテゴリーはアクティビティ・トラックカーですが、Misfitは、それから逸脱しつつあると言えるかも知れません。
なかなか面白い一品です。
是非、店頭で手に取ってみてください。
商品のより詳しい情報は、Misfitのホームページにてご確認ください。
http://misfit.jp
2015年11月12日