東芝、白物家電の海外事業における販売戦略、販売体制などの見直しを発表
東芝の、中国および ASEAN 地域において、白物家電事業についての販売戦略、販売体制などの見直しが発表されました。
中国においては、新たにスカイワース社(Skyworth社(創維社))と、白物家電(冷蔵庫・洗濯機・掃除機)の販売と製造における戦略的な提携を10月から開始するとのことです。
販売については、スカイワース社に冷蔵庫・洗濯機・掃除機の中国国内での販売権を 付与し、東芝の販売子会社2社(東芝家用電器販売(南海)有限公司、東芝産品服務(上海)社)は清算手続きを進めるとのことです。
昨今の円安、市況停滞の影響を受け、競争力強化、収益力強化の一環として行われるとのことです。
スカイワース社は、テレビ事業において中国トップクラスのシェアを有する家電の製造・販売会社であり、同社の中国 全土に亘る強固な販売・サービスのネットワークを活用することで、東芝製品の販売拡大を図るとのことです。
また、製造については、スカイワース社から東芝の白物家電製造子会社(冷蔵庫、洗濯機を製造する東芝家電製造(南海)社、クリーナーを製造する東芝家電製造(深圳)のこと)への出資(出資比率:5%)を 受け、スカイワース社の調達力、ローコストオペレーションのノウハウを活用することで、冷蔵庫、洗濯機、掃除機の日本向け製品の競争力を高めます。
なお、アフターサービスについては、スカイワース社と東芝にて継続対応となっています。
ASEAN地域においては、今年7月に、シンガポールの販売子会社(東芝コンシューママーケティングシンガポール社)に置いていたマーケティング統括機能および販売機能をタイの製造子会社(東芝家電製造タイ社)に移管し、製造・販売・技術部 門の統合・一体運営による一層の効率化と固定費削減を図るとのことです。
より詳しい情報は、東芝のホームページにてご確認ください。
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
2015年9月27日