新製品

IFA 2015 24
この改良が好き!@ケルヒャー スチームクリーナー SC4


製品は年々進化して行く。
よく聞く話です。
しかし足元の使い勝手をそのままに、進化させてもどうしようもないこともあります。
が、ケルヒャーのスチームクリーナーは、徐々にではありますが、正統な進化を遂げていました。
私はスチームクリーナーを支持します。
部屋の中、素足で過ごす日本人にとって床は掃除機を掛けたキレイさではなく、雑巾で拭き込んだキレイさの方が望ましいと考えるからです。

実際、2014年2月に、ケルヒャーのスチームクリーナーをテストした時は、うっとりするほどの性能でした。
足の気持ち良さが全く違います。

ところがケルヒャーにも短所はあります。
日本の家のスペースからすると、大きい。
使う時は、どうってことないのですが、収納する時はスペースがないのも、その1つです。

また質実剛健を絵に描いた様な製品でもありますので、古典的な化学実験器具のような使い勝手の部分もあります。

これもそうですね。
掃除機のヘッドに当たるところに、雑巾を付けるのですが、まさに鰐口クリップ。

でもピンと張るのは、ちょっとコツが要りますし、力を入れて掃除をすると、いつの間にかズレるんですね。
キレイになっているのは確かなのですが、ちょっとイヤですね。

DSCF7465

左)雑巾をセットしたところ、右)雑巾を噛ませるところは、まさに鰐口。


 
■新製品SC4で見事な解答!
今回のIFAで、SC4が展示されていました。

「雑巾の付け方」の話をすると、深くうなずき、「見てて!」と言われました。

DSCF6707

左)ヘッドは独特の形、風呂場の腰掛けの様、右)ポケット付きの雑巾に・・・。


DSCF6709

左)ぴったりハマります。右)雑巾はズレずに自在に拭ける。


 
見事なものです。
これなら、そう簡単にズレません。

DSCF6711

SC4本体。


中にボイラーが入っているために、縦にして収納することができないのは、今までの通りですが、この雑巾の付け方は、見事なものです。

確認するのを忘れたのですが、ケルヒャーの各パーツは互換性があるのが多いですから、今のケルヒャーにも付けられる可能性もあります。

前に出したモノも大切にしながら、進化させて行く。
ユーザーを大切にすることは、会社の信用を増しますから、自社に返ってくることです。

なかなか上手くハマるところがないかも知れませんが、日本メーカーもできる限り、見習って欲しいところです。

 
■関連記事
レポート「ケルヒャー、スチームクリーナー SC 4.100C除菌もできる!これが現代の雑巾掛けだ!

2015年9月26日

タグ: , , ,