IFA 2015 21
日本と違うIHクッキングヒーターへのアプローチ@ミーレ
日本のメーカーの製品は、割りと似ます。
それは、「技術」と「発想」が似ているということもありますが、一番違うのは、「これ位でイイのでは?」といういわゆる塩梅だと思います。
さて、ミーレのIHの変わった技術を2つご紹介します。
■IHに穴!??
IHの売りの1つに、フルフラットなので、掃除がし易いことがあります。
ところが、新型のIHには中央に穴がボコッと開いています。
これは中に温度センサーが入っているのです。
要する、鍋の温度を正確にコントロールしようとするためです。
正確な温度コントロールはIHの特長の1つですが、そのためにフルフラットを犠牲にするのか・・・?
確かに「二兎を追う者、一兎も得ず。」とは言いますし、ドイツ製品は、割り切ったモノが多いのも事実ですが。
かなり大胆だと思いませんか?
■日本でいうとグリル部の上だけど・・・
次は、IHコンロの間の溝です。
日本用の製品だと、魚のためのグリルが置かれる場所の上です。
さて、これは何でしょうか?
答えは換気扇です。
必ずしも上に付けることが出来るわけではないので、この様な配置にしたということです。
煙は上へ上へと登りますので、どこ位効果があるのかは不明ですが、局所排気装置ということで考えますと、あるとないでは大きな違いですからね。
上の穴とは違う意味で、ドイツ製品の迫力を感じました。
2015年9月17日