IFA 2015 20
空気環境をチェックするシステムは必需品になる@ブルーエアブース
7月に、仏Netatmoのウェザーステーションをテストしました。
室内、室外の空気環境を確認できる性能があり、いろいろチェックしてみると、空気清浄機、エアコン、換気システムを上手く使うためには、必要だなぁと思いました。
それと共に、「空気環境全体を見るメーカーはないのだろうか?」と考えていました。
日本でも名の知れた空気清浄機メーカー、ブルーエアのブースに立ち寄った所、近々発売するという空気環境をチェックするシステムが展示してありました。
■室内の方が、空気は汚い
花粉、黄砂、PM2.5。
今、四六時中空気清浄機を付けておいた方がイイと言われている時代です。
しかし、空気清浄機も万能ではありません。
例えば、二酸化炭素(CO2)。
空気清浄機を作動させても、この二酸化炭素を取り去ることはできません。
また、今の省エネ住宅の密閉度ですと、二酸化炭素の濃度は上がる一方です。
死ぬことはないのですが、頭の働きが悪くなるレベルに容易になります。
いろいろな空調関連のCM、掃除機のCMなどを見ていると、今や室内の方が空気はキレイと思いがちですが、そんなことはありません。
植物、土があってこそ、大気の浄化はなされるのです。
トータルすると、室内の方がよほど汚いです。
■ブルーエアーのチェックシステムでは、何がチェックされるのか?
日本のビル管理では、室内の空気環境は、「温度」「湿度」「気流」「二酸化炭素濃度」「ホルムアルデヒドなどの有機有害物質濃度」「粉じん(PM)」の6つです。
ブルーエアーの管理システムは、「温度」「湿度」「CO2」「VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物。ホルムアルデヒドなどの有機有害物質はこれに含まれる)」「PM2.5」ですから、ほぼチェックできるそうです。
「で、戸外は?」、というと近くの測定所のデーターをネットで持ってくるとのことでした。
室内空気環境は、大なり小なり、戸外の影響を受けますからね。
ここも手抜かりはありません。
ここ一年以内に日本に上陸させたいとのことでした。
■”センス”は新色追加
ブルーエアの小型空気清浄機「センス」は、日本の個室にちょうどのお手頃サイズです。
今まで、薄いパステルカラーで展開されていましたが、新色が追加されました。
今度はメリハリの付いたカラーです。
こちらも近々日本お目見えの予定だそうです。
2015年9月16日