日立、新型サイクロン掃除機&新型紙パック掃除機
日立から、キャニスター型の新型サイクロン掃除機と紙パック掃除機が発表されました。
昨年のモデルは中々の力作。
2015モデルの特徴は何でしょう?
●キャニスター型サイクロン掃除機
■ジェット吸引スマートヘッド
掃除機は、いろいろなパーツから成り立ちます。
特に床面とコンタクトするヘッドは、かなりの智恵を絞り作り込みます。
日立 サイクロン掃除機の「スマートヘッド」はかなりイイヘッドです。
「軽い」ので振り回せます。
吸引エリアは「幅広く、狭い」ので確実な吸引が望めます。
その上、「上下左右」四方向から吸引しますので、ヘッドをあーでもない、こーでもないと振り回す必要もありません。
今回は、その狭いエリアの気密性を、ワイドプレートとサクションキーパーを付けることにより高めています。
なんと圧力が約1.5倍。
これが高い吸引力を作り出します。
が、ただ単に吸引力を高めると、ヘッドが床に貼り付きます。
しかしそれでは、軽い操作が売りのヘッドが、重くて使えなくなります。
このため、スマートヘッドにもう一工夫。
ヘッドの上面に空気孔を設けました。
ここから空気を取り入れることにより、吸引力は強いまま、貼り付きを抑えようと言うわけです。
私はF1カーのダウンフォースを抜く方法を思い出しましたが、名付けて「ジェット吸引スマートヘッド」。
効力を動画で見てください。
■モーター他、細部の見直し
サイクロン掃除機の場合、風を起こすインペラ(モーターに付いている風車。)、サイクロン気流の作り方を含め最終能力が決ます。
モーターのサイズ、性能、インペラの能力、サイクロンの気路を決めるダストカップの形状等々、枚挙にいとまがありません。
興味がある方には、一番下の図を見てもらうとして、動画で能力の方を見てもらいましょう。
まずは、穴ボード中の砂の吸引です。
次は、じゅうたん上の吸引です。
最後は、フローリングの目地。
■今年もやります、掃除機による人間起重
掃除機のパワーを見るのに、ボーリングの玉を持ち上げる方法があります。
初めて見た時はびっくりします。
日立はこれを人間でやってくれます。
さぁ、「お座興で御座います」。
●キャニスター型紙パック掃除機
■進化しまくった紙パック掃除機 CV-PC500
こちらは昨年モデルとは全く異なります。
面影がないと言ってもイイです。
と言うより、パナソニックの J・コンセプト モデルが出てから予期されたことです。
紙パック掃除機は、サイクロン掃除機が出てから、正直かなり不遇でした。
それに対し、J・コンセプト モデルはコンセプト優遇モデルですからね。
徹底した軽量化で、一気に別モデルへと昇華させましたからね。
作り方と言い、性能と言い、見事なモノです。
PC500は、それを意識したモデルです。
日立の紙パック掃除機も、生まれ変わったわけです。
こちらも人間起重でお楽しみください。
尚、発売は9月中旬なので、スペックはかなり伏せられていますが、ポテンシャルは見てとれます。
また紙パックのポテンシャルを測る排気のクリーン度チェック。
正直、なかなか強力。
日立のキャニスター掃除機は、今年もイイ感じです。
商品のより詳しい情報は、日立のホームページにてご確認ください。
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/
2015年6月19日