JAWBONE、UP24の後継機
「UP2」の “第一印象”
先日、JAWBONE、「UP24」の後継機「UP2」が発表されました。
「UP」「UP24」と合わせ、約2年間使用してきましたが、今回の「UP2」の凄さは、装着した瞬間に感じられました。
今回はその第一印象をレポートします。
しかし、その前に今の状況をまとめてみましょう。
■ウェアラブル製品の分類
JAWBONEのUPシリーズは、ウェアラブルのカテゴリーに属します。
ウェアラブルは、ここ数年で製品がドッと増えました。
機能も重複し、まぁ正直どれを選んだらイイのか分かり難くなっています。
JAWBONEは、このカテゴリーを3つに分類しています。
条件を見て頂ければ分かると思いますが、ライフスタイルの条件はかなり厳しい。
同じ機能をスマートウォッチにも搭載されていますが、正直スマートウォッチは24時間付け続けるには重いです。
また、スマホの延長線上である限り、バッテリーは長くは持ちません。
24時間付けるというのは、人への心理的、肉体的圧迫を最低限に抑える必要があります。
そのための軽さ、ファッション性なのです。
更にいえば、腕時計との共存を考えなければなりません。
腕時計は、人間の歴史で、最もファッショナブルな機器の1つかも知れません。
機械式、クォーツ式、いろいろありますが、デザインは多種多様。
身にまとうもの(=ウェアラブル)は、その人の個性でもありますから、当たりまえですが、それを100年追いかけて来た道具ですからね。
それにさり気なく寄り添う。
難しい命題です。
■小さくなった「UP2」
「UP24」と「UP2」を見た瞬間思ったのは、「変わったなぁ」ということです。
まず、サイズ。
今まででも、大きくはなかったのですが、あちらこちらに引っ掛かったりしたのは事実です。
多分、人間の身体感覚からすると大きいのでしょうね。
付けて見ると差は歴然。
次に質感。
これまでが「POP」でアクセントを強調したデザインなら、「UP2」はシックです。
写真は、ホワイトモデルですが、友だちの女性は、見た瞬間、「うん、いいね。」だそうです。
理由は「日常だと、POPなモノを付けるのに限界がある。」とのこと。
最後は、装着法です。
いままではねじ込むという形でしたが、今回からは腕時計に似ています。
ただし幅が狭い分、普通のベルト方式とは異なる方式になっていますが・・・。 これらの指摘は、長期テストで何度も指摘させてもらった点です。
「小さく」「細く」「軽く」「ファッショナブル」。
「UP2」の第一印象は、「正統なる進化」という感じです。
■精度が上がった「UP2」
冒頭書いた通り、「UP2」は「UP24」の後継機種です。
しかし、使うアプリは違います。
「UP24」がブルーのアイコンの「UP」。
「UP2」はパープルのアイコンの「UP by Jawbone」です。
「UP by Jawbone」と「UP」の違いは、アルゴリズム。
アルゴリズムというのは、コンピューターで計算を行うときの「計算方法」です。
例えば、UPシリーズで「歩数」という項目があります。
ところがUPは歩数を数えたりしません。
付いているのは、3軸加速度センサーです。
そのセンサーのデーターから計算して、歩数を出すわけです。
この計算法の精度が上がったわけです。
今まで「UP」で、保存してきたデーターは、今まで使ってきたアカウントを使うと、引き継がれます。
■その他 気付いた点
○良くなっている点
1)充電方法。 磁石により、正しい位置にセットし充電される。
キャップをとって充電していたUP24より楽。(キャップの置き場に困ったこともあった。)
ただし、方向を間違えると、磁石が反発し合い、正確な位置にハマりませんのでご注意を。
2)LED 「UP24」の時は、太陽と月のマークでLEDが光っていたが、双方共に同じ色(赤系)だったので、寝ボケ眼では、見分けが付かなかった。
「UP2」は、オレンジ、グリーン、ブルーの3色を有しており、より分かりやすくなった。
●残念な点
気に入っていたパワースナップ(お昼寝)モードがなくなった。
疲れた時、ちょっと仮眠を取るのにいいモードなので、復活を望みたい。
■第一印象
実際に使っていませんので、本当に第一印象です。
一言で言うと、『「UP24」で不満に思っていることが、かなりなくなっているなぁ』。
とにかく、サイズがイイです。
そして、「UP24」のように全体が均一の厚みではなく、腕時計のようになっているのも違和感がありません。
付ける時は「UP24」より、ちょっと手間ですが、書き立てるほどではありません。
これはちょっとしたことの様に思われる人もいらっしゃるかも知れませんが、本当は天地ほどに違います。
理由は、24時間付けることが前提だからです。
24時間付けるというのは、本当に大きな負担です。
例えば、同じ仕様でも幅広いとどうでしょうか?
私の場合、汗が逃げなくなります。
酷い時には、汗でかぶれたり(汗疹)、またふやけた皮膚を擦られむけてしまったりします。
健康計測器の意味は・・・となります。
また、寝られない様という人もいると思います。
より多くの人に使ってもらうためには、「軽い」「小さい」「薄い」そして「ファッション性」を上げる必要性があるのですが、確かに「UP24」より、ワンステージ上に位置します。
後、少しだけ「UP3」を使った上での「UP2」の印象を添えます。
UP3は、UP2に心拍計他が付き、健康状態をより詳しく知ることができます。
UP3のデーターを紐解き、自分の生活と合わせて行くと、「ここではこうした方が良かったのか」ということが、割と見えてきます。
が、UP2だと、そこまでは見えません。
確かに、JAWBONEの採用している「Smart Coach」は優秀で、行動を教えてくれるのですが、自分で納得するには、何か情報が足らないという感じです。
「UP3」が、自分の健康状態を理解し、より健康的な生活を送るために人をサポートするのに対し、「UP2」は、自分の健康状態を把握し、より健康的な生活を送るための機会、雰囲気を提供してくれるという感じでしょうか?
「UP2」は、希望小売価格:14,400円(税抜)。6月中旬発売。
「UP3」は今夏後半の販売になりますが、予価:約25,000円程度だと聞いています。
自分のスタイルに合った方を選んで見てください。
商品のより詳しい情報は、JAWBONEのホームページにてご確認ください。
https://jawbone.com/
2015年6月7日