自分にfitする人生を作る活動量計、
fitbit Charge HR
人生で、大切なモノはいろいろあります。
しかし、何をするにも資本は体ということは否めません。
「わかっちゃいえるけど・・・」という人に、是非紹介したい一品。
それが、fitbit Charge HRです。
■fitbit=自分に合った健康スタイル
fitbitは、2007年に米国サンフランシスコで創業した若い会社です。
何を作っているのかといえば、ウェアラブルの健康計測器。
さて、ちょっと自分の生活を振り返ってください。
健康に生活したい。
では、何をしますか。
食事に気を付ける?
半身浴?
東京マラソンに参加?
割と多いのが「ジム通い」です。
が、ジム通いはお金も時間も掛かります。
気持ち的には週3日の積もりが、あっと言う間に週1日も多い。
お金を払い続けている割りに成果がでません。
どうします。
運動を諦めます?
fitbitの考えは、ちょっと違います。
「自分にfitした運動を探して、運動することはできないだろうか?」ということです。
ステレオタイプなジム通いではなくです。
fitしているということは、違和感がないことは当たり前ですが、自分でしていて楽しいことが含まれます。
健康は人生の目的ではなく、パートナーのような存在ですから「無理に頑張る」のではなく、「fit(ふさわしい)」という考えです。
「FIND YOUR FIT(貴方の「ふさわしい」を見つけましょう)」
それがfitbitのコンセプトです。
■現在、最も魅力的な市場
fitbitが参入したのは、ウェアラブルの健康家電分野です。
健康家電は人間と接触が必要ですので、ウェアラブルというのは必然的でもありますが、デジタル技術の発達により、その分野が大きく開かれたわけです。
その上、医療の発達により、先進各国は老齢化社会を迎えます。
国は、国民の生活をサポートするために税金を集め、使います。
ところが、60歳で定年。
年金生活を送るようになりますと、所得税などは払う必要はありませんからね。
老人の生活をサポートするのは大変です。
そのため、政府は健康施策を実行しています。
健康だと、病院に行かずに済みますので、その分、費用が足りるというわけです。
これを背景に、fitbitのサポートするウェアラブルの分野は、2018年には190億ドル。
2014年基にすると2018年は成長率:6倍。
伸びに、伸びます。
fitbitは、その市場のリーダーカンパニーです。
■健康の5大要素
さて、健康を自分にfitさせる要素は、運動だけではありません。
fitbitは、「アクティビティ(活動)」「トレーニング(運動)」「食事」「睡眠」「体重」を上げています。
ところが、これらの情報の追跡、管理は容易ではありません。
少なくとも体重計は別に用意しなくては、ならないことはお分かり頂けると思います。
そんな中、確実にfitbitは自分のできることを増やしていきました。
既存のウェアラブル製品の最高峰は、頭装着では眼鏡。手首では腕時計です。
24時間を前提にすると、それ以上のfit感が求められます。
そしてなるべく軽く、小さくするためには「ディスプレイなし」もしくは「一行ディスプレイ」が基本となります。
そのディスプレイの代理、データーの管理、使いこなしを務めるのが、スマートフォンです。
スマートフォンの普及につれ、PCの出荷台数が落ちる位ですから、その威力畏るべしです。
2008年は、二代目iPhoneが発売された年です。
3G対応と言った方が通りがイイかも知れません。
このiPhoneは、名機と呼ばれましたが、今から見るとBluetooth機能がなかったり(途中でアップデートされたが、全ての機能が使えるわけではなかった。)、発展途上です。
fitbitも同じですね。
“Zip”から始まります。
機能は、歩数、カロリー、距離です。
日本の万歩計と違ったのは、スマホ、PCとの連動です。
次に付け加わるのが、睡眠機能。
これが”One”です。
これも小さいディスプレイが付いています。
そして、次の”flex”ですが、ディスプレイなし(表示用のLEDライトはあり)、装着部は、手首となります。
“One”はクリップ装着なので、24時間装着には向きませんが、手首装着なら大丈夫です。
その上の”Charge”は、一行ディスプレイが付きます。
機能としては、時計が付きます。
手首装着ですからね。
これで、スマホを使わなくても、リアルに状況を把握することができます。
センサーの機能アップとダウンサイジング、スマホの機能アップなどで、段々、理想的な状況に
そして、その上が、今回の”Charge HR”です。
■HRの目玉”心拍数計”
fitbitは、「アクティビティ(活動)」と「トレーニング(運動)」とありますが、どう違うのでしょうか?
「アクティビティ」は「生活活動」の意味で、日常における労働、家事、通勤・通学などの身体活動です。
そして「トレーニング」はスポーツなど、特に体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し、継続性のある身体活動です。
厚生労働省は、この2つを合わせ「身体活動」と定義、「18~64歳までの人に3メッツ以上の強度で毎日60分」と身体活動基準2013(最新版)に定義しています。
メッツとは、活動の強度を示す運動や身体活動の強度の単位です。
安静時(横になったり座って楽にしている状態)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで表します。
国の定義している、3メッツ散歩や洗車、窓拭き、階段昇降などのレベルです。
ちなみに、このメッツは、消費カロリーと密接な関係があり、計算式もあります。
消費カロリー(kcal)=1.05×体重(kg)×メッツ×時間(時)
例えば、体重:60kgの場合、国が指定した身体活動をしたとすると、189kcal。
約200kcalの運動をしようということです。
ちなみに脂肪燃焼のは有酸素運動、糖質燃焼が無酸素運動です。
fitbitは、それを自動的に判断します。
アカウントの中にある「心拍数ゾーン」の中に表示されます。
右にあるのは筆者データーで、「116-141:心肺機能」とあるのが無酸素運動を示し、「83-116:脂肪燃焼」とあるのが有酸素運動です。
つまり、この間にあると脂肪が燃焼するというわけです。
■「脂肪は燃えているか?」
心拍数で脂肪燃焼を計る一番のメリットは、普段の生活での活動量が明確になることです。
例えば、家事。
歩くより腰をかがめたり伸ばしたり、腕を存分に使ったりです。
心拍は高まりますが、足の動きはありません。
残念ながら、flexなどは基本歩きが基本ですので、家事の脂肪燃焼は確認できません。
それが可能になるわけです。
女性にとっては、嬉しい話です。
また運動する時もリアルに心拍数を確認できますので、こちらも楽勝です。
「このレベルでOK?」
と自問自答する必要はありません。
しっかり脂肪燃焼を見極められます。
あと、心拍計があると、睡眠時にスイッチを押す必要もなくなります。
これは大変楽です。
■新技術「PUREPULSE」
この心拍測定の技術を支えるのが、新技術「PUREPULSE」。
それまでの心拍測定は、胸ベルト(ハートレートモニター)を介してするのが一般的でしたから、すごい前進です。
胸ベルトは、男はともかく女性は苦手でしょうから。
■スマートウォッチの機能も少々
スマートウォッチは、スマホの電話、メール、音楽コントロールなどができます。
その代わり、現時点では電池が持ちませんね。
charge HRは、2時間充電、約5日間連続使用可能です。
そして、健康、時計以外の機能として、通話を教えてくれます。
スマホで面倒臭いのは、マナーモードで通話に気付かなかった時ですからね。
これがあるだけでもかなり楽です。
■色は4色、着せ替えなし
さて、4月24日から発売開始された、Charge HRですが、オープン価格で、黒、プラムの2色で販売開始されます。
夏に向かって、ブルー、タンジェリンが追加されるそうです。
ただ、色に関していいますと、Charge HRは、flexのように本体を取り出すことができませんから、安価に色を変えて楽しむということはできません。
幅も広めなので、単色でなく、ベルトをツートンにする等、ちょっと工夫が欲しかったです。
■より便利に使うには
Charge HRを思い通りに使うには、カスタマイズすることをお勧めします。
お勧めのカスタマイズは2つ。
1つは、2タップして出るデーターを指定できます。
私は、「心拍数」にセットをお勧めします。
次に、左ボタンを押すと次々にデーターを表示することができるのですが、表示するデーターをセレクトできます。
私は「時計」「歩数」「距離」にしています。
こうすると、ウォーキングしている時の確認もスムーズです。
ちなみに「心拍数」は左ボタンではでませんが、2タップするとデーター表示されます。
あと1つのアカウントで、幾つものfitbitを使うことが可能です。
例えば、気が変わって、別の時計をしたい時は、Charge HRを使うのではなく、flexを使うのです。
1つのアカウントの場合、データーは一元管理ですので、これは便利。
後、運動の時の便利機能が、STOP WATCH機能です。
左ボタンを長押しすると、「ブル」っと振るえます。
そして計測開始。
終わると、もう一度長押しです。「ブル」っと振るえて測定終わり。
こうすると、自分が意識して運動した時間が分かります。
fitbit Charge HRは、flexで不満に思っていたところがクリアされています。
まだ付けて数日ですが、かなりイイ感じです。
価格もかなりリーズナブルです。
興味がある方は、一度店頭でご覧頂ければと思います。
商品のより詳しい情報は、fitbitのホームページにてご確認ください。
https://www.fitbit.com/jp
2015年4月27日