使う人の “心地よさ” を突き詰めた
cado×CLYTIA ウォーターサーバー
昔、お茶のペットボトルが出た時、ビックリしました。
そして、ミネラルウォーターのペットボトルが買えるようになった時、更にビックリ。
日本は、世界にも稀な「軟水で、かつ水が豊富な国」ですからね。
今は、ウォーターサーバーが普及しつつある時代だそうです。
この市場、2014年で総需:1000億円を越し、実質成長率:4~5%。
この不景気の時代に、極めて有望なビジネスです。
ところが、ユーザー調査では、約80%の人が「知っているが、使ったことがない」と解答。
これは中々、意味深なデーターです。
■ウォーターダイレクト社が行ってきたこと
2006年に創業したウォーターダイレクト社の思いは、「安心・安全なお水を安定的にお客様へお届け」です。
こうして始めたのは、「ナチュラルミネラルウォーターの宅配サービスを全国展開」です。
ナチュラルミネラルウォーターに選んだのは、富士山の弱アルカリ水。
地下200mから汲んでいるそうです。
味わいましたが、富士の名水。美味しい。
次にユニークなのは、「宅配便」を使ったことです。
全国隅々まで依頼されれば、水を運ぶわけですが、実はそれだけでスゴい仕事なのです。
これが最も有利に働いたのは、2011年です。
東日本大震災ですね。
東京も住宅エリアはあっという間に、ミネラルウォーターがなくなりました。
しかも、ある浄水場では放射能騒ぎがありましたからね。
子供のいる家庭では、戦々恐々です。
こんな時でも、宅配便は強かった!
ミネラルウォーターはキチンと届けられたわけです。
またウォーターサーバー用のミネラルウオーターは専用ボトルに入っています。
多くの場合、光ディスクで使われているポリカーボネートという丈夫な樹脂でできています。
結構、値が張りますからね。
基本的には回収となります。
ところが、2つの問題があります。
1つは送料です。
回収は有意義なことですが、基本空気を運んでいるのと同じです。
輸送効率が悪いのです。
酷い時は価格に跳ね返ります。
2つめは衛生です。
日本は高温多湿。空気の中はカビの胞子がいると考えてください。
硬いボトルだと、水を出す度に、空気が中に入ります。
それと共に、空気中のいろいろなものが水に入ります。
入る空気の量が少ないので、問題になることは少ないですが・・・。
これに対しての解答が柔らかいペットボトルです。
水がなくなるにつれ、潰れます。
これだとほとんど空気が中に入りません。
リサイクルは回収ではなく、そのエリアのリサイクルシステムを活用します。
そして2012年。
販売方法を変えます。
ウォーターサーバーはメーカーレンタルが基本なのですが、サーバーを販売方式に変えたのです。
逆な言い方をすると、買ってもらえるサーバーに作り替えなければなりません。
そこで、したことは「amadana」とのコラボです。
リビングにも似合う「デザイン」を、選択したのです。
■cadoとのコラボレーション
そして2015年モデル。
cadoとのコラボレーションです。
cadoは空気清浄機でデビューしたベンチャー企業。
空調機器のテーマは「空間を洗う」。
先日発表された加湿器も、素晴らしいです。
機能もそうですがデザインが流麗です。
cadoが空気の次にやりたかったのは「水」だそうです。
そういうだけあって、非常にイイデザインです。
書くより、見てもらいましょう。
「cado×CLYTIACLYTIA クリティアとは、ウォーターダイレクト社のブランドです。ウォーターサーバー」です。
ただリビングより明るすぎるため、写真はかなりのっぺりしてしまっていますが・・・
デザインの特徴は3つ。
1つめは、シンメトリーなこと。
シンメトリーは落ち着いて見え、安定感があります。
リビングに相応しい形です。
2つめは、陰翳が出やすいデザインであることです。
「日本の日常の美」を「陰翳」だとたたえたのは、谷崎潤一郎の陰翳礼賛です。
「cado×CLYTIA」はそれを考慮したデザインです。
今まで、置いておく家電で、明確にそれを言い切った製品はなかったと思います。
新しいデザイントレンドになるかも知れません。
3つめは、人に負担を掛けないデザイン(設計)です。
■一番感心したコップの位置とボタンの位置
「cado×CLYTIA」のウォーターサーバーは、ボトルが下置きです。
水は重いですからね。
女性にも扱いやすい構造になっています。
が、一番感心したコップの位置とボタンの位置です。
単純にいえば屈まずに済むのです。
そして給水ボタンは下押しです。
これは楽。
他のボタンはいざ知らず、給水ボタンは365日毎日使いますからね。
一事が万事。
よく考えられたモデルです。
■その他の機能
その他の機能としては、
●高い場所、しかも背面にあるチャイルドロック
●ボトルの残量などを知らせるLEDランプ
●ECOモードの搭載
ECOモードというのは、部屋が暗くなっると、自動的に温水タンクの電源がオフになるモードのことです。
電気代にして、約126円通常:約630円/月が、エコモード:約504円/月となる。6時間/日、温水・冷水共に、各400cc/日、24L/月使用時、22円/kWhで算出。お得だそうです。
●お水のタンク内を衛生的に保つ加熱クリーンシステム
単純に言えば、温水タンクの湯で冷水タンクを熱湯消毒することです。
あと、イイなと思ったのは、温度を細かく変えることができることです。
基本の温度は2種類。
冷水:8℃前後、温水:83℃前後です。
これに加え、弱冷水:15℃前後、再加熱:90℃前後が使えます。
よくできていると思います。
サーバーに対しお金を払う価値はあると思います。
ただし、これは「CLYTIA専用」ですから、使うためにはCLYTIAと契約するする必要があります。
商品他のより詳しい情報は、クリティアのホームページにてご確認ください。
http://www.clytia.jp/
2015年4月16日
タグ: Cado, CLYTIA, ウォーターサーバー, ウォーターダイレクト