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自分に合ったコーヒーメーカーを探そう!
06 コーヒーカプセル用エスプレッソマシン


豆をオリジナル・パッケージに詰め込んだものが抽出源であるエスプレッソです。
カフェポッド型は、豆を使うエスプレッソマシンの多くが使えるため、前稿とかぶりますので、オリジナル・カプセルを使うネスプレッソのチェックをします。
今回お話しするコーヒーメーカーは、マゼンダの部分です。
コーヒーメーカー表  
■その前に再度、カフェポッドのお話を

カフェポッドに関しては、レギュラーコーヒーの回でお話ししましたが、ちょっと付け加えます。
それは、カフェポッドの、ドリップ、エスプレッソに対するポジションのことです。
筆者は、エスプレッソでは問題ないと思っているのだが、ドリップの場合やや疑問視している部分があります。

 
カフェポッドは、抽出に合った焙煎を施した豆を、抽出に合った大きさで挽き、重さを量り、均一にペーパーフィルターで挟んだものです。
そして一袋づつ窒素パージしたアルミ袋に入れた状態で販売されます。

カフェポッド エスプレッソの重要なポイントは、コーヒー粉の鮮度と正確な重さ。そしてコーヒー粉の詰め方の均一さ
そして急速抽出なので豆も殆ど膨張しません。
つまりエスプレッソに関して、カフェポッド形式は抽出時にペーパーフィルターがあること以外悪い部分が、極めて少ないと言えます。
抽出時の湯の注ぎ方、温度、蒸らし方が決まっているので、湿度の影響、酸化の影響を受けなければ、豆の挽き方も固定化できます。
常に、「一定の」美味しい味を淹れることに神経を注ぎます。

ドリップはどちらかと言うと逆です。

豆の種類を楽しむモノですから、豆の種類、状態により、いろいろ条件を変えます。
特にストレート・コーヒーを好む人はそうですね。

逆に言えば、豆を固定する場合は、それに合わせたマシンが必要だと思います。
つまり、ドリップ系のコーヒーメーカーを本当にオートにするためには、ドリップする豆毎に、プログラムが異なる必要があると言うことです。
安価なコーヒーメーカーで、これは望むべくもありません。
それで良しとしようと割り切る必要があると思います。

抽出前後  
 
 
 
 
 
そう思いながら、再度ポッドを使うコーヒーメーカーを見回した所、次のところでスッキリしません。
1つは、使う豆の量です。7.5gなのです。ドリップの10gで150ccが目安に対し明らかに少な過ぎます。
2つめは、空き空間量です。要するに蒸らし膨張できる空間量、及びお湯と接触している空間、時間です。
筆者には、60mmの大きめのカフェポッドの空間でも十分な気がしないのです。
(写真は、筆者所有のドリップ型コーヒーメーカーでの抽出前後の状態。こんなにもカサが変わる。)

いずれの場合も、一部加圧も使っているからが解答だと思います。
それは、現在濃いコーヒーが主流であるため可能なことであり、決してドリップ良さを引き出していないように感じます。
嗜好品であるが故に、とことん納得させて欲しいと思います。

サードウェーブと呼ばれる、ドリップのストレートコーヒーが見直されている今、やはりドリップはハンドに限ると言われない様にして欲しいと思います。

 
⇒サードウェーブ・コーヒーについて知りたい方へ
サードウエーブ・コーヒーの影響

 
■ネスプレッソ
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ネスプレッソ ラティシマプラス ホワイト F411WH
希望小売価格:28,400円(税込)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネスレのドルチェグストもエスプレッソができます。
ネスプレッソは、それらとどう違うのでしょうか。

それは、「こだわり」です。

ネスプレッソのカプセルラインナップは、最近フレーバー系も加わり、必ずエスプレッソで好みの味が見つけられる様に広範囲なラインナップになっています。

また、エスプレッソから派生する、カフェ・ラテ、カプチーノを作るのに必要なミルクは「牛乳」を使います
前述の通り、カプセル型でエスプレッソの場合不利な点はほとんどありません。
またカフェ・ラテ、カプチーノの濃縮還元ミルクなどでは出せないミルクの感触に関しては、当たり前ですが、きちんと牛乳を使うなど、やり方に無理がありません。
(写真は、ネスプレッソ ラティシマ プラス ホワイト。F411WH。希望小売価格:29820円(税込))

ネスプレッソを使っていると、エスプレッソと言う飲み物への尊敬、そして愛情がヒシヒシ伝わってきます。

ネスプレッソの魅力は、味以外にもデザイン、ラインナップの多彩さ、お手軽性、など多くのものが上げられます。
しかし「本格的なエスプレッソを、お手軽に味わってもらう」という点が最も輝いている様に感じます。

ネスプレッソで最も悩ましいのは、カプセルの名称です。
はっきり言えば分かりにくいです。
ブレンドが基本となるためであろうが、正直、筆者はカプセル名だけが記されたリストから味の検討をつけることはできかねます。

後は、ネスプレッソの用意してくれた味しか味わえないことですね。
エスプレッソだと、変えられるのは砂糖の量くらいですかね。

この辺が気にならなければ、使い勝手の良い一品として大いに勧めたいと思います。

 
商品のより詳しい情報は、下記のホームページにてご確認ください。
日本カフェポッド協会     http://www.jcap.jp ネスプレッソ         http://www.nespresso.com/jp/ja/home
 
■シリーズ 自分に合ったコーヒーメーカーを探そう!
01 初めに、あるいはコーヒーの基礎知識
02 コーヒー豆/粉より抽出するドリップ式コーヒーメーカー
03 デロンギ コーン式グラインダー KG364G
04 カフェポッド、コーヒーカプセル、ネスカフェ用コーヒーメーカー
05 エスプレッソマシン
06 コーヒーカプセル用エスプレッソマシン(本編)
07 ミルク四方山話

 

2013年6月24日

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