ダイソン、ジェイク ダイソン ライトをブランド傘下に
ダイソンから、Jake Dyson Light(ジェイク ダイソン ライト)をダイソンブランドの傘下に入れることが発表されました。
それに伴い、ダイソン(株)は、2015年4月より、ジェイク ダイソン ライトを新たなカテゴリーとして販売するとのことです。
ジェイク ダイソンは、ジェームズ ダイソンの長男。
彼は、LEDテクノロジーに着目し、他の2人のデザインエンジニアと共にチームを編成、LEDの主要な問題点を解決する技術開発に従事、ジェイク ダイソン ライトを立ち上げました。
ジェイク ダイソン、および彼の率いるデザインチームがダイソンの一員となり、過去10年間にわたり手掛けてきたコアライティングテクノロジーの開発を継続して行うことになりました。
ジェイクは引き続きデザインチームの指揮を執りますが、ダイソンの2,000人のエンジニアと協力し、将来のさまざまなテクノロジーの開発を推進します。
現在広範囲に使われるようになったLEDは半導体チップで明かりを生成しますが、同時に大量の熱を発生させます。その熱により時間と共にチップが劣化し、明るさと色が失われていきます。ジェイクはこれらの問題の克服に着手しました。
人工衛星の冷却システムに用いられる技術に着目した彼は、LED用のヒートパイプテクノロジーLEDの素子で発生する熱を、アルミニウム製のヒートシンクへと輸送させる機能を持つヒートパイプテクノロジーを開発しました。
LEDチップの素子から発生される熱を放散させることで、明るさ、色、エネルギー効率を均一に保つシステムです。
この機能は、37年以上の使用を踏まえて作られています。
そして、その技術を採用したのが、LEDタスクライトCSYS (シーシス)今回発売、 続いてLED ペンダントライトAriel(アリエル)発売時期未定です。
今回の件に関するジェームズ ダイソンのコメントは以下の通り。
「ジェイクはダイソンと共に成長しました。幼い頃からダイソンのワークショップでものづくりを体験し、非常に実用的な技術のアイデアを膨らませていたのです。
大学を卒業後、自ら道を切り開き、ロンドンの数人の仲間と共にライティングテクノロジーをゼロから開発しました。それはLEDの技術を画期的に前進させるもので、ダイソンにとっても将来性のあるものと言えるでしょう。
ジェイクは今後、私をはじめ多くの研究者と共に、ダイソンの次世代テクノロジーの開発を推進していきます。」
今回、発売されるCSYSタスクライトは、ヒートパイプテクノロジーを搭載し、8つの高性能LEDチップが生み出す温かみのある白色の光を、3 Axis Glide (アクシスグライド) モーションによるスムーズな動きを活かし、お好みの位置で固定することが可能です。
また、調光機能は指が一定時間センサーに触れることで作動、必要な明かりのレベルを的確に選択できるモデルです。
販売は、アクタス、アクシス、伊東屋、カッシーナ・イクスシー、インターオフィス、バルス、5月3日開店予定のカルチュア・コンビニエンス・クラプ蔦屋家電 などです。
商品のより詳しい情報は、ダイソンのホームページにてご確認ください。
http://www.dyson.co.jp/
2015年4月13日