増え続ける記録「写真一元管理」への提案
Eyefi mobiPRO
デジカメというものを色々な人に認識させた、カシオ計算機の「QV-10」が発売されたのが、20年前の1995年3月。
本格的なカメラを常に持ち歩かなくても、ケータイ、スマホに付いていますからね。
割合多くの人が、日に数回シャッターを押しているのではないでしょうか?
昭和は、写真はお金持ちの趣味。
カメラ、フィルム、現像、プリント代が掛かりましたからね。
平成の悩みは違いますね。
写真が、どうしても溜まってしまう。
しかも、あちこちのデバイスに貯まってします。
PC、スマホ、あとデジカメのメモリの中などなど。
そう、どう保管・管理するのか、どう整理するのかが、問題です。
■複数のデバイスの中身を一元管理するには・・・
その昔、デジカメ、スマホなどで撮ったデーターは、PCに集めて管理するのが普通でした。
デバイス1つ1つから情報を抽出、PCのHDDに書き込む必要があります。
これが割と面倒臭い。
しかし忘れると、その次の時、しわ寄せが来ますので、がんばるわけですが、あまり面白いとは言えません。
今は、PCよりスマホを中心に持ってくるべきでしょうね。
スマホは常備カメラとも言えますからね。
これに大事な時に持って出るデジカメのデーターを入れられればと思うわけですが、スマホは搭載できるメモリが少ないため、常に全部を持って出ることはできません。
ということで、悩むわけです。
そんな時、便利なのがクラウドサービス。
スマホなどのデバイスに対し、大容量のHDDとして使えます。
これだと、ネットが使える限り、どこでも自分の写真を見ることができます。
しかも、何千枚、何万枚でも問題はありません。
それだけ写真があってもデバイス内にあるのは、基本管理データーだけですので、スマホの動きが遅くんるようなことはありません。
その上、メンテナンスは業者が行いますので、トラブルも少ない。
スマホを新しくしても、管理データーのみ移し替えれば、問題ありません。
とても楽です。
写真を楽に管理するには一元管理。
それに対し、今いろいろな会社が、クラウドサービスを提案しているのは、そういう理由です。
ユーザーの潜在ニーズに答えるためです。
この一連の状況を、先に説明した上で、お話を続けます。
■メモリー内の写真を飛ばすということ
Eyefiの元々のサービスは、どんなデジカメからでも、WiFiを使ってデーターを転送できるサービスから始まりました。
製品としては、小型のWiFiを搭載したSDカードです。
このためカメラのWiFi機能の有無に関わらず、WiFiでデーター転送できるわけです。
使ってみるとこれが実に便利。
例えば旅行時。
スマホで撮ろうが、カメラで撮ろうが、5分もすると写真がスマホで見られます。
接続にアタフタすることもありません。
午前中、いろいろな所に行き、昼食時に確認する等ということも可能です。
スマホでまとめられると、フェイスブック、ブログ、ツイッターなどで、発信することも可能ですからね。
この機能がない場合は、PCを介して対応しなければなりません。
重いPCをヒイヒイ言いながら持つて歩き、SDカードの抜き差ししながら転送。
それを繰り返すと、見物のためでなく、写真管理のために旅をしている気がします。
それがなくなるので、旅の自由度が増します。
一度使うと、この環境から離れられなくなります。
■新製品「mobi PRO」
Eyefiの新製品「mobi PRO」カードは、今までのバラバラに提供してきたWiFiによる転送と、クラウドサービスをまとめ、提供するものです。
価格は、WiFi内蔵の32GBのSDカードに加え、容量無制限のEyefiクラウドの使用料 1年間無料で、9,980円(税込)。
Eyefiクラウドの使用料は、1年間 5,000円ですから、かなりのお買い得です。
ちなみに、PROは今までできなかったことができます。
RAWファイルの転送です。
これは、写真を趣味とする人も大満足でしょうね。
制止画だけでなく、動画も、AVI、MP4、MPG、MTS、MOVにも対応していますから、まあほとんど問題になることはありません。
後、やはりうれしいのは、クラウドの容量が「無制限」ということです。
気にせず、どんどん入れられます。
昔の写真も追加でアップさせることができます。
で、管理はお任せ。
お代は、417円/月ですからね。
コーヒー1杯と変わりません。
それで、管理という苦役から解放してくれるわけですから、楽です。
自分の時間を、単なる管理に費やすのではなく、それを使って新しいことをする。
時間は有限ですからね。
そう思います。
■より楽に使えるデジカメ 〜Eyefi Connected Parter〜
Eyefiの動きは、実に理にかなっています。
特にWiFiでデーターを飛ばすのはイイですね。
カメラメーカーも、Eyefiの動きに対応しています。
例えば、私の愛用機種は、富士フイルムの「X20」。
プレミアム・コンパクトといわれる分野のデジカメですが、WiFi機能は付いていません。
しかし「WiFi送信モード」を持っています。
そう、EyefiのSDカードを使う時に、威力を発揮するモードです。
これを使うと、データーの送るタイミングなどをコントロールできますので、実に楽です。
いわゆる、Eyefiとパートナーシップを組み、イイ所を組合せ、ユーザーにより良いサービスを提供しようというわけです。
パートナーには、「キャノン」「ニコン」「ペンタックス」「オリンパス」「ソニー」「パナソニック」「リコー」「カシオ」「富士フイルム」などそうそうたる顔ぶれ、400機種以上に、私のX20のような機能を盛り込んでいるのだそうです。
で、シグマも、2015年3月から参加したそうです。
■新サービス 自動タグ付け(2015年4月以降)
ビッグデーターをいうワードは、今、かなりの皆さんが認識されていると思います。
複数のユーザーのデーターを、上手く使うことにより、今までできなかったことをしようとする試みですね。
サーバーには、いろいろなデーターが膨大な量集まりますので、それを解析し、新しいことができるようにするという試みです。
その中の1つに、「自動タグ付け機能」があります。
タグとは、名前、もしくはキーワードと思ってください。
例えば、今年の干支 ひつじを動物園に撮りに行ったとします。
その時の写真、単にサーバーに入れると、日付で検索することになります。
えーと、あれは確か、「2014年の9月だから・・・」と、9月を探すわけです。
これが去年ならまだイイです。
10年位前だと、手の付けようがなくなります。
ところが自動タグ付けする機能があると、これは便利です。
「自然」「動物」とかですから、そのキーワードを選んでやれば、イイわけです。
まだテストをしたわけではありませんので、ここまで使えると断言はできませんが、使えるとなるとメチャメチャ楽でしょうね。
大きな期待を寄せています。
商品のより詳しい情報は、Eyefiのホームページにてご確認ください。
http://jp.eyefi.com/
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2015年3月27日