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旬の情報

  • DSCF5381●冬至[末候]雪下麦を出だす
    雪の下で、麦が力強く芽を出すこと。
    江戸の名物は空っ風でが、雪も割と多かった様です。広重も「名所江戸百景」の中、何度も雪の江戸を描写しています。
    そんな寒い中でも着々と準備をしている麦。
    それを候の一つとして活写。自然と上手く折り合いを付けていたことが分かります。

    今なら、「政治家の下心が見える」でしょうか。
    某国の首相も、理屈の通らない行動に走り、世界から呆れられています!

     
    ●大晦日 / 正月
    お酒と明太子を求めて東京駅に寄り道。
    これでもかと言う程の人混みでした。
    列車の本数も多いのですが、地下を含め駅構内に良い店がずらりですからネ。

    江戸時代の年の瀬は、買い出しではなく「付け払い支払い」の攻防戦。
    ここで払わなければ次の晦日まで、また付けで買い物ができたようです。
    この日をどうやり過ごすかの攻防は、落語のネタにもなっています。
    庶民の知恵ですね。
    「笑ってしまえ!力が出るぞ!」
    泣き言をクドクド並べるよりイイですね。

    明ければ正月。
    こちらも落語のネタが一杯。
    と言っても言葉が違いますので、なかなか大笑いは取れないようで・・・。
    正月の短い挨拶でも、「昔 御慶(ぎょけい)」で、今」 明けお目」ですからね。

    それはともかく、読者の皆様には「幸多いお年でありますように。」

2013年12月31日

  • yjimage●冬至[次候]麋角解つる

    大鹿の角が落ちる頃だそうです。大鹿はトナカイの類で角は麋角(びかく)と呼ばれます。
    トナカイの習性は知りませんが、X’masで頑張ったトナカイが役目を終わり、角を落とし新年を迎えるのを想像してみたら、ちょっと楽しい気分になってきました。

     
    ●第九

    「年の瀬を 第九で稼ぐ いい男」
    諸井誠今年9月2日に亡くなられた作曲家、音楽評論家。闊達な文章は一読の価値ありです。さんの雑俳です。
    第九は、ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調「合唱」のことですね。
    年末にバンバン合唱を演奏するのは、日本の伝統行事です。
    由来は諸説あるようですが、終戦後楽団員が正月を越すために始めたのが有力なようです。(この由来、私好きです!)

    欧州で第九は、大行事の時に演奏されます。
    ベルリンの壁崩壊時の、ライブは凄かったです!
    音楽ではなく、歴史を感じるライブです。
    DVDでどうぞ!

2013年12月27日

  • IMG_0485 ●冬至[初候]乃東(なつかれ)生ず

    うつぼぐさの芽吹きが始まるの意です。
    シソ科の多年草で、初夏に花穂一杯に小さな紫の花を付けます。
    穂花というのは、エノコログサの穂をイメージして頂けるとよいでしょう。
    この花穂は、日本薬局方に生薬、夏枯草(カゴソウ)と記載されています。要するに薬草ですね。
    アジア、ヨーロッパ共に使われたところを見ると、世界的にもポピュラーな薬草と言えます。
    ちなみに、穂花の形状が、矢を入れるウツボに似ているので、うつぼぐさと言われます。

    ●ライトアップ

    X’masシーズンになると、どこもライトアップします。
    きれいなものですね。
    一時期、節約、節電のため中止にされた時期もありますが、現在はまた復活。
    LEDをたくさん使ったものが主流。LEDはいろいろな色が出せますので、本当に派手です。
    昔からしている表参道(写真)は、単色ですが、直線で1km近く続きますので、光の帯ができた様、それはキレイです。

2013年12月22日

  • IMG_0449 ●大雪[次候]熊蟄穴
    寒くなりました。熊が穴に入るほどだそうです。
    寒いのは地球温暖化のためだそうですが・・・。
    とにかく、暖かく、風邪を引かないように!

    ●忠臣蔵
    歌舞伎の当たり狂言に「仮名手本忠臣蔵」があります。
    日本人の心の機微を、見事に描いた大作でもあり、今でも上手、名人が演じると、今でも「泣けます」。
    討ち入りは、12月14日。
    寒い時期だったのですね。

    さて今年は新歌舞伎座が出来、12月に当たり狂言の「忠臣蔵」を持ってきておりますが、凄いのは配役。
    オールスター・キャストで揃えています。
    是非、是非、是非のお勧め、興業です。

2013年12月14日