「旬の情報」カテゴリーアーカイブ
旬の情報-
●冬至[末候]雪下麦を出だす
雪の下で、麦が力強く芽を出すこと。
江戸の名物は空っ風でが、雪も割と多かった様です。広重も「名所江戸百景」の中、何度も雪の江戸を描写しています。
そんな寒い中でも着々と準備をしている麦。
それを候の一つとして活写。自然と上手く折り合いを付けていたことが分かります。
今なら、「政治家の下心が見える」でしょうか。
某国の首相も、理屈の通らない行動に走り、世界から呆れられています!
●大晦日 / 正月
お酒と明太子を求めて東京駅に寄り道。
これでもかと言う程の人混みでした。
列車の本数も多いのですが、地下を含め駅構内に良い店がずらりですからネ。
江戸時代の年の瀬は、買い出しではなく「付け払い支払い」の攻防戦。
ここで払わなければ次の晦日まで、また付けで買い物ができたようです。
この日をどうやり過ごすかの攻防は、落語のネタにもなっています。
庶民の知恵ですね。
「笑ってしまえ!力が出るぞ!」
泣き言をクドクド並べるよりイイですね。
明ければ正月。
こちらも落語のネタが一杯。
と言っても言葉が違いますので、なかなか大笑いは取れないようで・・・。
正月の短い挨拶でも、「昔 御慶(ぎょけい)」で、今」 明けお目」ですからね。
それはともかく、読者の皆様には「幸多いお年でありますように。」
2013年12月31日
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●冬至[次候]麋角解つる
大鹿の角が落ちる頃だそうです。大鹿はトナカイの類で角は麋角(びかく)と呼ばれます。
トナカイの習性は知りませんが、X’masで頑張ったトナカイが役目を終わり、角を落とし新年を迎えるのを想像してみたら、ちょっと楽しい気分になってきました。
●第九
「年の瀬を 第九で稼ぐ いい男」
諸井誠今年9月2日に亡くなられた作曲家、音楽評論家。闊達な文章は一読の価値ありです。さんの雑俳です。
第九は、ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調「合唱」のことですね。
年末にバンバン合唱を演奏するのは、日本の伝統行事です。
由来は諸説あるようですが、終戦後楽団員が正月を越すために始めたのが有力なようです。(この由来、私好きです!)
欧州で第九は、大行事の時に演奏されます。
ベルリンの壁崩壊時の、ライブは凄かったです!
音楽ではなく、歴史を感じるライブです。
DVDでどうぞ!
2013年12月27日
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●冬至[初候]乃東(なつかれ)生ず
うつぼぐさの芽吹きが始まるの意です。
シソ科の多年草で、初夏に花穂一杯に小さな紫の花を付けます。
穂花というのは、エノコログサの穂をイメージして頂けるとよいでしょう。
この花穂は、日本薬局方に生薬、夏枯草(カゴソウ)と記載されています。要するに薬草ですね。
アジア、ヨーロッパ共に使われたところを見ると、世界的にもポピュラーな薬草と言えます。
ちなみに、穂花の形状が、矢を入れるウツボに似ているので、うつぼぐさと言われます。
●ライトアップ
X’masシーズンになると、どこもライトアップします。
きれいなものですね。
一時期、節約、節電のため中止にされた時期もありますが、現在はまた復活。
LEDをたくさん使ったものが主流。LEDはいろいろな色が出せますので、本当に派手です。
昔からしている表参道(写真)は、単色ですが、直線で1km近く続きますので、光の帯ができた様、それはキレイです。
2013年12月22日