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旬の情報

  • ●大暑[初候]桐始めて花を結ぶ
    22日 梅雨明け。
    ともに「猛暑」。
    暦も大暑。
    暑い、暑い夏、今年も開幕です。

     
    ●鵜飼
    DSCF1308友達と木曽川で夜の鵜飼見物と洒落込みました。
    かがり火で、周囲4mを照らし、鮎が「何だろう」と寄ってくる所を、鵜を放ち捕まえさせます。
    鳥を使った漁ですので、十数分で終了となります。

    鵜飼は、昼夜ありまして、鵜飼を知るなら昼、風情を楽しむなら夜です。
    芭蕉の句に、「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」の句があります。
    夜鵜飼を詠んだもので、鵜舟が側にある時の、鵜の動き、操りの見事さのおもしろさが、鵜舟が遠ざかると、深い闇になり、水音・風声のみになります。能に通じる幽玄の世界とも言えます。

    人間は、時を告げる、卵を取るための「ニワトリ」、愛玩として「ブンチョウ」他、いろいろ飼ってきていますが、狩猟(含魚)用途のトリとなると「鷹」と「鵜」です。
    共通しているのは、双方共に視力がとても良いこと。
    「鵜の目、鷹の目」です。
    また、夜鵜飼が可能な鵜は、鳥目でなく夜目が利くようですね。

    しかし鵜匠は大変な仕事だと思います。
    生き物相手、自然相手ですからね。

    今回の場所は犬山市。
    名古屋駅から30〜50分で、遊びに行けます。
    木曽川船上で、お弁当を食べ、鵜飼見物して約2時間。見物だけのコースもあります。
    5時に名古屋を出ると、遊んで9時に名古屋に戻れますので、それから2次会も可能です。
    旅がグンと面白くなります。

2014年07月22日

  • ●小暑[末候]鷹乃学を習う
    hiroshige184_thumb1たかすなわちわざをならう。と読みます。
    鷹は、空の王者と呼ばれる猛禽類ですが、巣立ちの前は半人前。
    親鳥からいろいろ学びます。
    昔、鷹狩りは一般的な狩猟法でもありましたので、鷹は身近な鳥でもありました。

    暦的には「梅雨明け」の時期です。
    次は「大暑」。一年で一番暑くなる時期です。

     
    ●長モノ尽くし
    この時期、多湿の上、温度が急上昇したりして、体がバテ始めます。
    いわゆる夏バテというヤツです。

    バテを防ぐ食べ物としては、「ニョロニョロ」に「ネバネバ」。
    今回は、江戸人を気取り「長モノ尽くし」と趣向を凝らしました。

    P1000603「鱧(はも)」「穴子」「鰻(うなぎ)」を一気に楽しもうというものです。

    今では、東京でも時たま出されるようになった鱧ですが、それはここ10年位ですね。
    関西の名物です。
    湯引きし、氷の上に盛りつけ、梅肉で食べます。
    淡泊で、気品のある味わいです。

    P1000607江戸前というのは江戸湾で採れる魚のことを意味します。
    その中で最も美味いのは「穴子」でしょう。
    煮詰めタレを付け頂くのも悪くないですが、穴子の上品な油ののったのを頂くなら、白焼きでしょう。
    おろし山葵で頂きます。
    霜降り焼きも美味しいです。

    最後は鰻。
    P1000609日本人が全世界の80%を食べているといわれ、土用の丑の日に一斉に店からなくなるものです。
    鰻は江戸時代、盛んに食べられており、江戸四大食の一つです。
    こちらも白焼きにしましたが、ちょっと油が強い。
    山椒、山葵醤油でイイ感じです。

    これだけ食べると口の中に、やや油分が残る感じです。
    P1000600そんな時には「梅錦」。
    やや辛く、切れがある、旨口の吟醸酒は、長モノの味を引き立ててくれます。

    お陰で、次の日、一気に疲労が取れた感じ。
    この夏も、元気に越せそうです。

    料理は、「斗樹」八丁堀店にお願いして頂きました。
    山本さん、ありがとう!

2014年07月18日

  • ●小暑[次候]蓮始めて開く
    大型台風が来たり、気温の差が激しいですが、「小暑」の季節。
    暑くなる時は、節度なく温度が上がり、体が慣れていませんから、大変です。
    皆さんもお気を付けてください。

     
    ●夏休みと勉強
    b0104119_345477子供が多いせいでしょうかね。
    大人になっても、夏は1つ大きなものを学びたくなります。

    恐竜、深海魚という異生物。浮世絵、落語を中心とした江戸学など、興味あることは尽きません。

    今年は、太田記念浮世絵美術館が、「江戸妖怪大図鑑」と銘打ち、9月まで3ヶ月、月替わり展示をしますが、それがとても面白い。
    今回はセミナーにも参加してみました。
    今週は、「物語のなかの妖術使い」と銘打ち、日本大学の佐藤至子教授のお話。
    妖術使いに興味がなかったのですが、これが面白かったです。
    この夏は、江戸の読本にはまりそうです。

    画は、児雷也の屋体崩しの妖術。三代目 歌川豊国作。

2014年07月14日

2014年07月06日