「旬の情報」カテゴリーアーカイブ
旬の情報-
●処暑[初候]綿柎開く
冒頭の「処」は止まるを意味し、暑さが止まるという意味です。
関東では、6時過ぎには日が落ち、日の入りが早くなるのを意識します。
日の長い2ヶ月が過ぎたのですね。
夏休み中の土日はあと二回。
親御さんは、大変な時期に差し掛かります。
●四谷怪談
自分にとって、夏の一つの楽しみは「怪談話」ですね。
妖怪としての説明の付かない怪奇現象ではなく、幽霊が祟る因縁話を楽しむ方です。
中でも、お岩を主人公とする「四谷怪談」は、四代鶴屋南北が整理、仮名手本忠臣蔵の裏版としてまとめたものですが、実によくできた愛憎に満ちたストーリーと、あの容貌で、何度となく映像、劇化されています。
昨日も「喰女(くいめ)」が封切られました。
冒頭から、何度か紅い魚「ベタ」が映し出されます。
縄張り意識の強い魚で、「闘魚」ともいわれ、狭いと水槽には一匹しか飼えない魚です。
中々凝った心象風景が出てくるこの映画。
夏の締めくくりには、丁度イイかも知れません。
写真は、中川信夫監督の「東海道四谷怪談」。
2014年08月24日
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●立秋[次候]寒蝉鳴く
寒蝉というのは、夏の遅くに鳴く蝉、具体的には「ヒグラシ」のことです。
林の中、カナカナという声が木霊す独特の雰囲気が、ジージーと鳴くアブラゼミ等とは一線を画します。
●クマゼミ
昔、小ニの時です。セミの自由研究をしたことがあります。
といっても、広島ですから、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシがメインです。
図鑑に載っているミンミンゼミは、生息していません。
余りに種類が少ないので、高原でヒグラシを捕まえに行きました。
そして夏休みの終盤、「シャーシャー」と凄まじい鳴き声。
サクラの木に、巨大な黒いボディ、完全に透明な羽根。
クマゼミです。
当時広島エリアには、なかなかいない蝉だったので、大いばりで友達に自慢しました。
クマゼミの生息地域は、暑い所、当時四国が本場でした。
先日、名古屋に行ったら、クマゼミの鳴き声ばっかり!
日本全国に生息しているアブラゼミを凌駕しています。
これも温暖化の一つでしょうかね。
もう10年もすると、東京にもクマゼミが襲来するのでしょうか?!
2014年08月15日
2014年08月08日
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●大暑[末候]大雨時行る
読みは、「たいうときどきふる」です。
大雨というのは、入道雲がもたらす夕立のことだそうです。
昔夕立、今ゲリラ。というわけで、最近の大雨はスゴい!
今年は、運良く降る瞬間に当たっていないのですが(だいたい1分前に、目的地に到着が多い)、雨台風かと思う位雨足が強いですね。
ここ数日、大暑に相応しく、猛烈に暑かったので、ゲリラの1/2位の夕立なら「是非」なのですが・・・
●夏祭り
3年位前、東北の各地をまわっていたことがあります。
割と電車が混まない東北なのですが、夏祭りの時は全く別。
スゴい人手です。
中でも想いで深いのは、秋田の竿灯祭りです。
しかし本番ではないのです。
駅前のアーケードで、人が少なくなった8時位から、黙々と一人で練習していた、風景です。
竿灯は、大、中、小、幼とあるのですが、その人は中だったと思います。
長さは9m、提灯の数46個、重さは30kg。
それを一人で自在に操るのですから、これは凄い芸!
間近で見るとスゴい迫力です。
その人、2時間以上ミッチリ練習されていました。
私も、1時間以上、見ていました。
古き伝統を伝えるのは、大変です。
写真は、東京ミッドタウンに飾ってあった竿灯です。
2014年08月02日