旬の情報」カテゴリーアーカイブ

旬の情報

  • ●寒露[次候]菊花開く

    その通り、露が非常に冷たく感じられ、菊の花の開花時期です。

    今はめっきり少なくなりましたが、昔はこの時期の神社には菊人形が飾ってあったような覚えがあります。
    多くの場合、歌舞伎の1シーン。
    歌舞伎のストーリーを誰でも知っている時代でしたから・・・。

    今だとABKの菊人形ですかね?
    花が幾らあっても足らないような・・・。

     
    ●鶏頭

    鶏頭の十四五本もありぬべし

    DSCF6458 は、正岡子規の句ですが、良い句か、評価に値しない句かで喧喧諤諤の論争が行われた句です。
    今だとなかなか鶏頭を見ることはありませんが、昔はいろいろ植えられていたからね。
    今の感覚だと、良い句になるのでしょうね。

    いずれにせよ、秋の鶏頭は、独特の赤で目に染みます。

2014年10月13日

  • ●秋分[末候]水始めて涸る
    これは10月の稲刈りに備えて、田んぼから水を抜くという意味ですね。
    しかし、先日新潟に行きますと、全部の田んぼが刈ってありました。
    聞けば近年にない豊作とのこと。

    DSCF6463  
    西日本が台風でかなりの被害を受けましたので、ちょっと安心しました。

     
    ●栗
    歩いていると、道ばたに栗が落ちていました。

    DSCF6451 田舎道だと時々そんな状況に出くわします。
    しかし、割と空が多い。

    亡くなった祖母は、「タヌキが持って行った。」と教えてくれました。
    丸ごと入っているのが多いと、何か寂しい気持ちがするのは、私だけでしょうか?

    DSCF6453

2014年10月06日

  • ●秋分[初候]雷乃声を収む
    余りにも忙しくて、このコーナーの差し替えを忘れておりました。

    「雷乃声を収む」は、「かみなりすなわちこえをおさむ」と読みます。
    ここの雷は、夏の夕立の雷を指します。
    つまり、夕立もなくなるという季節というわけです。

     
    ●大相撲秋場所
    P1010483IFAで、日本でいうと10月位のベルリンに居たためか、季節を見失ってしまいました。
    でも、日本は良いですね。
    季節ごとに、いろいろな催しが立ち、その季節を思い出せてくれます。

    相撲もその一つ。
    1、5、9月、両国に幟がひしめくごとに季節を感じます。

    今場所は、遠藤ではなく、逸ノ城が場を盛り上げていますね。
    192cm、200kgと言いますので、他の格闘技でいいますと、アントニオ猪木が重くなった感じでしょうかね。
    スゴいのは度胸。
    遊牧を生業とした家庭だったためでしょうかね、動じない。
    「技」以外は、ものすごい逸材ですね。

    どこまで行くのやら。
    がんばれ、逸ノ城。
    負けるな、日本人力士!

2014年09月26日

  • ●処暑[末候]禾乃登る
    「禾乃登る」は「こくものすなわちみのる」と読みます。
    こくものとは、稲穂のこと。
    8月の気候が、悪かった今年、天候不順で、食料品が高騰する可能性がありイヤですね。

    DSCF4627ところで、私は今、IFA2014の取材のためベルリンです。
    ホテルの中もかなりひんやりとしており、日本でいえば10月位でしょうか。
    いきなり秋深しです。

    賑やかな通りのホテルなのですが、後ろにはちゃんと庭があり、風情があります。

     
    ●IFA2014
    欧州に来る度に、人口の少なさと老成した文化を感じます。

    例えば、空港内の荷物受取コーナー(荷物がグルグル廻るところ)の中央に看板があり、なんと洗濯機の広告。
    日本ならブランドものか、特産品ですから、なんとも生活感溢れています。

    「静かな洗濯機」だそうで、共働き、家事は夜の欧州らしい広告ともいえます。

    IMG_1050 日本も高年齢化社会。
    今一度、自分たちのあり方を考え直す時かも知れません。

2014年09月04日