●処暑［初候］綿柎開く
処暑（しょしょ）は耳慣れない言葉ですが、「暑さが和らぐ」という意味です。
これから以降、台風が来る度に、暑さが和らぐ感じでしょうね。

 
●台風
今年は暑い！そんな時には大型台風が多いと言われますが、どうもそんな感じですね。ネットでは、こんな日に出勤すべきかが話題。私は休暇派です。温度が下がるのですから、寝やすいので、寝ちゃえ。気付かぬうちに、台風も通り過ぎるだろうというという、極めて楽天的に取りますので。

とにかく、皆様、お気を付けて。

●立秋［初候］涼風至る
どこが涼風なんだという位、暑い！
夏バテに気を付けて！

●鮎
初めて見た、料理屋　水槽の鮎。
１日泳がせ土臭さを抜くためだそうです。
とにかく黄金色の魚体が非常にきれいです。

味は軽やか。

故郷なので、水が合うのでしょうかね。
とても美味しかったです。
余りの美味しさに、不作法ながらスマホでパチリ。

●大暑［次候］土潤いて溽し暑し
土曜の丑の日で、ウナギを食べる季節！と言いたいのですが、ちょっと如何ですね。
川が綺麗な時代、ウナギはかなり頻繁に食されました。
ところが夏の暑い時期は、焼き物なので、客が少なくなる。
で、平賀源内がうったのが「土用の丑の日には、ウナギを食べよう」という広告。

ところが、今、日本人の食文化は豊かになり過ぎ、マグロ、ウナギなどは、一国で世界を食い尽くさんばかり。
江戸時代の広告屋に動かされないことを提案したい。

 
●シン・ゴジラ
1954年11月3日。
G作品が封切られました。
東京大空襲から９年。焼けた東京で、母親が娘の手を掴み、「お父ちゃんの所に行くのよ」と諭すシーンが印象的。
今回のシン・ゴジラはひたすらドキュメンタリータッチ。
今までにない非常事態に、どう立ち向かうのかをひたすら描きます。
ビジュアルの見所は東京決戦。
ドローンによると思われる空撮を、上手く使用したゴジラの進行描写は圧巻です。

ちなみに、この非常事態、ゴジラを事故発生した原発と見立てる見方も出来、そのリアルさにはひたすら唸ります。

映画館の観客の集中力も並みではなく、2時間、咳き一つ聞こえず、張り詰めた緊張が伝わって来ます。

この夏、お勧めの映画です。

●小暑［末候］鷹乃学を習う。
今年は雨の少ない梅雨ですが、それでもそれなりには降ります。強烈なゲリラ豪雨こそほとんど無いものの、ムシムシしてバテます。皆さんお体に気を付けて。

●鬼百合
先日、高尾山に行きましたら、あちらこちらに、見事な鬼百合が咲いていました。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花と言いますが、鬼百合の場合、そこまで清純には見えません。
どちらかというと「婀娜っぽい。」
英語では、柄を取って Tiger Lily（直訳すると虎百合）。
花言葉は、「華麗」「愉快」「陽気」「賢者」とイイ事ずくめ。
ムカゴ（葉の根元に黒い紫色の芽）を蒔くと繁殖する独特の繁殖法から、花言葉は選ばれているようです。
鬼百合が咲くと夏休みですね。